2サイクルエンジンが焼き付いたときの応急処置マニュアル
高速走行時(5速か6速でフルスロットル)や長い下り坂でエンジンの焼き付きは起きやすい。北海道を2サイクルで走る場合フルスロットルと下り坂に注意。
1、 エンジンの冷えるのを待って焼き付いたシリンダーのスパークプラグを外し、プラグ穴からオイルを適量注入する。どのシリンダーが焼きついたかは、スパークプラグを外し電極に灰色の粉のようなものが付着しているのが焼き付いたシリンダーである。
2、 空キックをしてオイルを充分にシリンダー内にいきわたらせる。
3、 スパークプラグを取り付け、プラグキャップを取り付ける。
4、 圧縮が落ちているので、チョークを使ってエンジンをスタートする。
5、 エンジンがかかったら早めにチョークを戻し、アクセルで回転を保つ。
6、 エンジンが止まらない程度の低い回転でエンジンを回し、焼き付いたピストンとシリンダの慣らしを5分程度行う。
7、 アイドリングする回転数になるようにキャブレターのストップスクリュウで調整する。
8、 ガソリンタンクのガソリンにエンジンオイルを約2%程度の割合で混合する。
9、 最初は回転を抑えて走行し、徐々に回転を上げていく。
10、水温が上がりやすいので、水温計に注意して温度が上がったら回転数を抑える。