
朝から快晴。雲一つ無い天気に心が弾み?皆さん集合時間の大分前に集まった。 |

最初の休憩場所&待ち合わせ場所、国道46号雫石スキー場入口に在るローソンに到着。
※B氏撮影 |

仙岩トンネルを抜けると空は曇り空に変わってしまった。 |
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▼雨マーク無し
ここのところの日曜日は、数週間連続で雨マークが出ていたが、今日は雨マーク無しの降水確率0%となっていて、朝から雲一つ無い快晴である。私は朝5時前に起きたのだが、この時期になるともう太陽も昇って朝日が眩しかった。5時半前には家を出て店に向かうと店の前にはもうバイク1台が止まっていた。
それはU氏の隼で、相変わらず彼が一番乗りを決めた様である。私は直ぐに工場のシャッターを開け、GSX−Rを外に引き出し出発の準備に取り掛かる。次に到着したのは何とD氏の青のGSX-Rだった。1st.ツーリングでも遅刻を決めたD氏、遅く来る事は有っても早く来る事は滅多にない彼がこの時間に来るとは、D氏今日のツーリングに気合が入っているようである。
その後、参加表明していた皆さんが続々と到着したのだが、'07 R1に乗るS氏がやって来たのには驚かされた。私は今日彼は仕事の関係で参加できないと思っていたのだが、何とか仕事をやり繰りして急遽ツーリングに参加してきたのだった。S氏も気合入ってます。
出発時間の10分前には全員集合した為、我々は予定より少し早くAM5:55に秋田市を出発、岩手県の雫石に向かう。今回のツーリング参加者は8名とFUNKYとしては久しぶりの台数なのだが、秋田出発時は7台で雫石のローソンで1台と待ち合わせる事になっている。
▼今日のキーワード <ブラックマーク>
秋田道秋田中央IC横を通って協和に抜ける広域農道に入ると、さすがにこの時間に走っている車は少なく結構良いペースで走る事が出来た。・・・とは言っても出だしからガンガン行くわけにもいかず、今日の具合を見ながら慎重にスロットルを開けて走る。それでも2番手を走っていたD氏の話によると、大きな右コーナーを立ち上がって行く私のGSX−Rからは、黒いラインが伸びていたと言う。
今回の3rd.ツーリングでこの黒い線(ブッラクマーク)がキーワードとなったのだが、この線は私だけの事では無くこの後私に続く5台のバイク達も私同様に黒い線を描きだす事になるのである。
協和カートランド入口の国道46号に出る所に信号が有るのだが、以前そこの赤い路面で赤い悪魔に魅入られたM氏は大きくリヤタイヤをスライドさせ、転倒しそうになった事があった。その事を思い出した私は、国道46号に出た所でミラーの中にM氏の姿を探したのだが、四番手を走るM氏の姿がなかなか見えてこなかった。
またもや赤い悪魔に魅入られたのかと焦った私だったが、M氏は三番手を走るS氏から暫く遅れてミラーの中に姿を現す。彼は私同様に赤い悪魔を意識し、慎重な走りになってしまったのかもしれない?
快晴の空の下、我々は国道46号を角館、田沢と走って仙岩トンネルの手前まで来る。いつもなら峠の茶屋で休憩を取るのだが、今日は雫石で待ち合わせの為、その前を素通りしてトンネルの中に入って行く。
▼岩手県側は・・・
仙岩トンネルが通っている山には雲が掛かっているのが見えていて、それは岩手県側から流れ込んだ雲が秋田県側で消えている様に私には見えた。そして長い仙岩トンネルの中に我々は吸い込まれて行く。

FUNKY初登場のピレリ デアブロ コルサV
隼が小さくなった感じがする程軽快な走りか可能と言う。
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この仙岩トンネルは秋田県側から走って行くとずっと登り坂で、岩手県側出口の少し手前で坂の頂点(長いトンネルは中央部が高く設計されているのが普通である。)を迎える為、出口の様子は出口寸前まで知る事は出来ないようになっている。私の目に出口が見えた時、出口にはどんよりとした雰囲気広がっていた。
トンネルを出ると空は曇り空、出た所に有る温度計は13℃を表示していて寒かった。奥羽山脈を挟んで天気が違う事はこの時期よくある事で、冬とは反対に日本海側が晴れて太平洋側が曇っている場合が多いのだが、これはオホーツク海高気圧によるヤマセ(太平洋から吹く冷湿な風)による場合が多い。ヤマセが吹いた場合太平洋沿岸では濃霧が発生するから私は今日訪れる北山崎の天候が気になった。
それでも天気予報では岩手県も雨マークは出ていなかったから雨の心配は無かったのだが、急に寒くなったのは堪えた。我々が待ち合わせ時間の少し前雫石のローソンに到着すると、そこには既にB氏とマゼンダカラーのFZRの姿が有った。
我々はFZRの横にバイクを止めB氏と挨拶を交わす。彼は我々より少し早く此処に到着し待っていたようだが、無事合流出来て安心する。私はローソンで温かい缶コーヒーを購入し、モーニングコーヒーで体にカツを入れる。皆さんも思い思いに休憩を取っていたが、岩手県に入ってからの寒さには閉口した様子である。
休憩を終えた我々は、8台揃って今日初めての SS 網張高原 に向かう。
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早坂高原は快晴の良い天気。
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▼高速SS 網張高原
雫石スキー場に向かう道に入った我々は、玄武温泉に出て岩手高原スノーパークへと上って行く。この道は長くはないが高速のコーナーリングを楽しむ事が出来る道で、私は一気にスロットルを開ける。途中にぬくもりの里ぬっく等がある建物が集まった所がある為、その手前からスピードを落とし通り過ぎてから再びスロットル開ける。
岩手高原スノーパーク前で道はT字路の一時停止になるのだが、その手前が左のブラインドコーナーになっている。その為一時停止を知らずにコーナーに飛ぶ込むと出口でフルブレーキを掛ける破目になりますで、皆さんも気を付けてもらいたいと思います。
我々は岩手高原スノーパーク前を右折して、小岩井農場方面に下って行く。この道はアップダウンを繰り返しながら下る直線が続くスピードが乗る道で、最後に大きく右に回りこむ深いコーナーを楽しむ事が出来る。今日は右コーナーの前で車が入らず、私は深いバンク角を楽しむ事が出来た。
そのコーナーを抜けると直ぐに滝沢に抜ける道が左に見えて来て、我々はそこを左折して滝沢に向かう。ここの道も最初は高速コーナーを楽しめるが、途中レストラン等がある所は横道も有り車が出て来る事も多いので充分注意が必要である。
そこを過ぎると道は左右にバイクを切り返すコーナーが続いた後、赤松の林の中に入って行く。そこでミラーを覗いてみると、二番手のD氏の姿が見えなかった。ミスする事の滅多に無いD氏が来ていないと言う事は、後ろで何か有ったのではないかと心配になった私が一時停止先で待っていると、少しして全員揃ってやって来た。
問題は無いようだったので私はそのまま発進し滝沢に向かったのだが、後から聞いた話だとこの時のD氏は走りのリズムが上手く取れず私から送れてしまったようだ。そんなに難しいコーナーでもなかったのに彼としては大変珍しい事である。
▼外山ダムから早坂高原へ
国道292号に出て右折、最初の信号を左折して国道4号の下をくぐった我々は、滝沢駅前を通り、北上川を渡って国道455号の丁字路信号に出る。そこを左折すると直ぐ、左にお店屋さんが有っていつもライダーがたむろしているのだが、今日も大勢のライダーがいて我々に視線を送ってくる。
以前は我々の後を追い掛けて来たライダーもいたのだが、今日は皆さんヘルメットを脱いだところのようで、我々を追い掛けてくるバイクはいなかった。それでもその先で数台のバイクとすれ違ったのだが、我々は誰からも相手にされる事はなかったのであります。 残念!?
そこから外山ダムまでは狭い上り坂が続くのだが、地元のライダーさん達はそこで走り込んでいる方が多い。私から見たら交通量も多く、道は狭いしブラインドコーナーだらけだし、走っても危ないだけで楽しくはない道だと思うのだが、この場所は昔からジモピー達の聖地なのである。
外山ダムから藪川を過ぎ左手に岩洞湖が見えて来るようになって、私はスロットルを開け始める。ここの道は道路改修が済んだ所は広い二車線道路になっていて走り易いのだが、まだ所々に狭い二車線路も残っていて特に早坂峠下のシェルターは、中で曲がっているのでスピードを落として侵入してもらいたい。
我々は早坂高原までの道を充分楽しんで、早坂峠のパーキングにバイクを止める。後ろのFZRコンビの2台は少し遅れていたが、B氏は何回かここを訪れている筈で、私は我々がここに止まっている事を特に知らせるアピールはしていなかった。
下の方からFZRのかん高いエキゾーストノートが聞こえてきて、次第に近づいて来る。当然彼らはここの手前でスピードを落とすと私は考えていたら、彼らは勢い良く飛び出して来て、そのまま我々の前を通り過ぎようとするではないか。
一瞬ヘルメットに手を伸ばし掛けた私だが、先頭のB氏が我々に気が付き直ぐにフルブレーキングを掛けパーキングの反対側の入口から戻って来た。B氏によると、我々が視界から消えた為道をよく知らない彼は我々から遅れまいと集中して走っていたそうで、そろそろ峠のパーキングだ等と考える余裕はなかったようである。
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売店のシャッターが開く前に到着。
※U氏撮影

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▼道標!?
しかし我々は後続の彼ら二人にクッキリとした道標を残していた事を、二人から知らされる。彼らが走る路面には、コーナー毎に黒い線が描かれており、それを辿って行けば我々から逸れる事はなかったと言うのだ。
先頭を走る私は知らなかったが、私の後ろを走るメンバーからも各コーナー毎に複数のブラックマークが残されていたと言うではないか。確かに昨年ここで私のGSX−Rから黒い線が出ていた事は確認されてはいたが、今年はその線の数が増えていたとは知らなかった。
最近のFUNKYではブラックマーク自体は珍しくもないのだが、それが同じ様に六本という事になると話は違ってくる。六台のバイクが走って六本のライン、それは走っているバイクのレベルが拮抗している証拠で、皆さんシッカリ路面に黒い落書きを残して走っていたようである。
我々がパーキングに到着してから少しして、売店のスタッフが乗った車が到着する。いつもは我々がここに到着した時彼らは店の開店準備に忙しく働いているのだが、今日は彼らより我々の方が早く到着してしまったようだ。
ここの開店時間はAM9:00と思われ、我々は大体AM9:15頃に今までは到着していたのだが、今日の我々はAM8:35分頃にはここに居たわけで、5分早く秋田市を出発した事を差し引いても、いつもより30分以上早く到着した事になる。
我々は何時までに着こうという目標を持って走っているわけではないから、これはあくまでも楽しく走った結果なのだが、年毎に早坂高原が近くなっている事だけは確かのようである。
自販機の前に有ったいつも腰を下ろすテーブルセットが無くなっていた。白いプラスティック製のテーブルと椅子(プール等に置かれている事が多い)は、大分昔から置かれていたのだが、ついに老朽化が進んだのか撤去されたようである。
プラスティックの長椅子(ベンチ)は以前同様置かれていたが、我々は今回バイクの処で休憩を取る事になった。話題は路面に描かれた黒い線に集中、この調子で走ったらタイヤがいつまで持つか心配な方々ばかりで、皆さんタイヤを覗き込んで話し込んでいる。
今回新しいタイヤを履いてきたU氏は今回のタイヤセットを気に入ったようで、隼が小さく感じる程バイクが曲がると楽しそうに話している。反対にフロントタイヤの磨耗が進んでいたD氏は、フロントのグリップ感が希薄になってきて、乗るのに大分苦労しているようだった。
タイヤを持たせるには減らないようにゆっくり走れば良いのだが、それでは楽しくない。走りを楽しもうとするとタイヤが減る。このジレンマの中でFUNKYライダー達は葛藤しているわけで、皆さんの悩みは尽きないのであります。
▼追い越しは個人の判断で・・・
休憩を終えた我々は、早坂高原を下って国道340号沿いに在るJAガソリンスタンドを目指す。ここで二番手をD氏からM氏に交代する。早坂峠下の狭く曲がりくねった道を慎重に走り、道が川沿いのワインディングになった所で、少しスピードを上げて走りを楽しむ。
すると我々の前に秋田ナンバーの車が現れ、我々の行く手を阻む。ここはワィンディングが続く為一気に8台が追い越す事は不可能で、数台づつ追越を掛ける。今日のツーリングは8台とFUNKYツーリングとしては多い台数の為、我々は追い越しは各自の判断で安全に追い越す事を事前に申し合わせていた。
追い越しは各自の判断で行うのが基本で 「前が行ったから自分も行く。」 というような判断を他人に任せたような追越は危険である。台数が少ない(3〜4台)場合、先頭の私は全車追い越し可能なスペースがあると判断した場合に追い越しを掛けるが、それでも後続は各自の判断で追い越しを掛けているのである。
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いつものスタンドで給油。二人のスタッフは元気が良過ぎ。
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休憩スペースはリニューアルされ、壁掛けテレビやDELLのパソコンが置かれていた。 |
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▼給油して北山崎へ
国道340号のいつも立ち寄るGSに入ると今まで見た事のないスタッフが二名出て来て、元気良く対応してくれる。秋田からここまでは200km以上あるのだが、私のGSX−Rには13.6リットルのガソリンが入った。私はガソリンを入れているスタッフに、毎年ここで給油している事を話したのだが、彼は私の話に 「アッソッ・・・」 てな感じて素っ気なかった。
ガソリン的には厳しいFZRの2台は、二人共に14リットル以上(全容量15リットル)入ってガス欠寸前だった。この2台が厳しい事は予想していたが、何とか持ってくれて安堵する。
給油後、事務所に入って休憩すると内部が改装されて奇麗になっていた。テレビは液晶に、DELLのノートパソコンとプリンターまで置かれておりインターネット環境も整っているようである。カウンターには無料のコーヒーサーバーも置かれていて、スタッフが盛んにコーヒーを勧めてくれるので、私はありがたく御相伴にあずかる事にした。
C氏が 「ここのGSはどこですかねぇ・・・?」 と聞いてくる。
私は 「JAだろう。」 と答えたのだが、
C氏はレシートを見ながら怪訝な顔をしていた。
話はそこで終わったのだが、今レポートを書いていて私は重大な事に気付いてしまった。給油量を確認する為GSで貰ったレシートを見ていたら、そのレシートにJAの文字が無かったのである。我々が毎年のように立ち寄っていたこの場所のGSはJA(農協)のGSであった筈なのだが、今回貰ったレシートには別の名前が書かれていたのである。
これで私の全ての疑問は解けた。ここのGSは経営がJAから他の会社に変わり、スタッフも入れ替わり、事務所も新しくリニューアルされて什器も機材も新しくなっていたのだ。本来ならGSに入る時に看板を見て気付くべきなのだが、私はJAスタンドだと言う思い込みから看板が変わっていた事に全く気付かなかったのである。
以前のJAスタンドのスタッフは毎年の様に訪れる秋田ナンバーのFUNKYを覚えてくれていて毎回一年ぶりの挨拶を交わしていたのだが、これでFUNKYの記憶はリセットされてしまったから、新しいスタッフと一年ぶりの挨拶を交わせるようになるのは当分先の事になりそうである。
新しい環境でしっかり休憩を取った我々は、三陸海岸の景勝地北山崎に向かった。
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霧は出ていなかったが、海岸線は少し霞んでいた。一人足りませんが・・・。 |

あの島に何かがいるらしい。

ここも観光客が減っているのか、以前営業していた右の建物は閉まっていた。 |
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▼太平洋まで4時間20分
我々は国道340号から国道450号に入り岩泉を通過、小本川沿いを走る。道の駅 いわいずみ を過ぎた所から島越を目指して越ノ石峠に向かう道に入る。私はこの道を走るのは初めてだったが、グーグルアースで見ると全舗装の楽しそうな道に見えた。
しかし、実際に走ってみると道路幅が狭く途中に人家も多くあってそれほど楽しめる道ではなかった。そしてあっという間に国道45号に出てしまった我々は、信号に止められ暫く待たされる事になる。
ここの信号を直進し我々は太平洋に面した漁港 島越 に下って行くのだが、その手前に在る切牛の集落に近づくと道路の両側に華やかな造花が飾られていた。これは何か有るのかなと考えていた私の前に半被を着た男性が慌てた様子で飛び出して来て、大きく手を振って立ちはだかり驚いてしまった。
彼の後を見てみるとお祭りの山車が道路を塞いでいて、彼はお祭りの交通整理係だったのである。今日の初牛はお祭りのようで大勢の老若男女が出て綺麗に飾られた山車を引いていた。我々は祭りの邪魔にならぬよう静かに左端に寄り山車の横を通過したのだが、我々も山車を引く人々からエラク注目されてしまった。
FUNKYがお祭りの山車や神輿と出会う事は結構多い。秋田県内の「花輪ばやし」、宮城県栗駒町、北海道の釧路、日高等でも交通規制で止められた事があった。日高の時は帰りのフェリーの時間が迫っていて焦った記憶があるが、祭りに出会うとツーリングの緊張から一瞬開放され、和んだ気持ちになる。
お祭りに出会えた事に何か徳をした気分になった我々は、九十九折の細い道を一気に下り川に出る。そして川沿いを下流に向かって走って行くと・・・、潮の香りが プゥーン としたと思ったら、目の前に太平洋が広がっていた。
今日の太平洋は曇り空の下灰色の海原が広がっていたが、波も少なく穏やかな表情を見せていた。秋田市を発って4時間20分、我々は本州を横断して太平洋の見える所まで走って来た。この時間はFUNKYの長い歴史の中で最短の時間であったかもしれない。
島越漁港の横を通過して我々は田野畑へ向かう。幾つもの入江が複雑に絡み合っているにリアス式海岸では、隣の漁港まで行くのに必ず山を越えなければならないのだが、今はその山をトンネルが貫いているから遠回りする事は少ない。しかし、昔は一旦崖を上ってから隣の漁港に下って行く事が多かった。
私は昭和42年頃砂利道の国道45号をバイクで走った事があって、その時の国道45号は基本的には崖の上を走っているのだが、漁港等が有る所に来ると道は海岸線まで下って行き、そしてまた崖の上に戻って来る事を繰り返していた。それが全部砂利道なわけだから、上り下りが大変だった事を記憶している。
私が小学校で習った社会の教科書には、岩手県は 「日本のチベット」 と言う記述が載っていた。確かに今日走って来た早坂高原や岩泉の辺りの道は、昭和42年(1967年)当時は今で言ったら林道レベル(それも河北林道クラス)の道でしかなく、素掘りの隧道(トンネル)が随所に有ったのを記憶している。
それはほんの四十年前の事なのだが、岩手県の道の変遷を見ているとこの四十年間の変化の大きさを私は如実に感じてしまうのである。
▼北山崎SS
田野畑駅前を通過して北山崎へ向かう道に入る。この道は以前有料道路だったところで、今は無料になっているが昔はお金を支払って走るワイディング道路だった。それは秋田からわざわざ300km近く走って来て、お金を払ってまで(北山崎の景観を含めて)走りたくなる道だったわけで、それは結構楽しい道なのである。
私はそこをM氏と共に走る事になった。それはM氏の後ろが少し空いてしまったからで、その状態は夕方の宝仙湖沿いのSSまで続く事になるのだが、私は今日の走りに力が入っていない事が自分で分かっていて、本当にリラックスして乗る事が出来ていた。
こんな感覚は、以前に乗っていた 3XV TZR250R(今も持っている)にメッツラーのレンスポルトタイヤを初めて履いた時の感じに似ているかもしれない。当然スピードレンジは違うものの、冷静に周りの状況が見えている状態で特別に意識しない走りが出来ている状況がTZRの時と似ているのである。
今日の私の走りはスピードは高いが状況にしっかり対応したより安全度が高い走りとなっていて、私に取ってそれは本当に楽しい時間であったのである。
しかし、こんな楽しい走りが今日出来たからと言って、次回のツーリングに出来ると言う保証は無い。体調や気象条件、バイクの状態等によって走りは影響されるから、結構出来ない場合が多いのである。
▼北山崎は寒かった

北山崎のパーキングの到着。ここまで来るとまた曇り空になってしまった |
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至福の時間を過ごした私とM氏?は、北山崎入口の信号で後続を待った。全員揃ったところで北山崎展望台に向かう。ここを訪れるのは二年ぶりでだったが、パーキングの様子は以前と変わっていないようだった。
今の季節、観光客も少なくパーキングに車は少なかったが、我々の後に大型バス(途中追い越したバス?)が1台入って来て、観光客の皆さんがガイドさんに引き連れられ、我々の後から着いてくる。

田野畑ソフト 小 200円って感じですかね。 |
パーキングから展望台までの道にはお土産屋さんは並んでいて、そこでは田野畑ソフトなるご当地ソフトを売っている。以前訪れた時にも食べたのが、今回は全員が購入する事になった。
この田野畑ソフト、地元の牛乳を使った結構旨いソフトなのだが、価格が200円と言う事もあって量が少ないのが残念と言えば残念なところだ。量を多くした250〜300円のパターンも用意されていれば良いと思うのですが・・・どうでしょうか!?
今日の展望台からの景色は、空が曇っている事もあっていまいちハッキリしないものだったが、リアス式海岸の豪快な景色は堪能する事は出来た。後ろから押し寄せる観光客が来る前に私は集合写真を撮影しようとしたのだが、一人足りなかった。周りを探してみると、D氏がソフトクリームを舐め舐めしながらゆっくりと歩いて来ていた。彼は私に促され急いでファインダーの中に納まったのだが、相変わらずマイペースなD氏である。
この展望台の少し手前にツツジの木があって一昨年訪れた時はちょうど満開でとっても綺麗だった。しかし今回はその時より2日遅かったにも関わらず、ツツジの花は終わっていて醜く散りかけていた。今年の暖冬の影響でツツジの開花も早かったのか、綺麗な花が見れずに少し残念だった。
展望台からバイクの所に戻ると老夫婦に話しかけられる。大型バスの乗客のようだったが我々の秋田ナンバーを見てここまで秋田から何時間掛かったかを聞いてくる。最近FUNKYは熟年層に人気があるようで話しかけられる機会が多いのだが、何故か若年層からは話掛けられる事は殆ど無い。
昔は若者の欲しい物ランキングの上位にバイクが入っていたように思うが、最近はベスト30にも入ってないって感じである。もっとも若者が欲しがるスクーターのようなバイクがFUNKYの中に無いという問題も大きいとは思うが・・・。
我々は北山崎を発って普代村に駆け下る。国道45号に戻って久慈方面に向かって走り、陸中野田駅に併設された 道の駅 のだ のパーキングにバイクを停める。
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野田村の道の駅。鉄道の駅でも有る。

三陸鉄道北リアス線 陸中野田駅 |
▼道の駅 のだ で昼食

皆さん野田村産南部ロイヤル豚使用の「焼肉定食」を御注文。 |
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今日の予定では、昼食は葛巻の 森のそば屋 で蕎麦を食べる事にしていたのが、森のそば屋はいつも混み合っていて待たされる事が懸念された。そこで今日は以前昼食を食べた事のある野田の道の駅で取る事にしたのである。
野田村の特産は豚だそうでメニューに特産豚を使ったメニューが並ぶ。私はトンカツを頼んだが、皆さんは野田村産南部ロイヤル豚使用の「焼肉定食」を注文する。最後の6つ目がなかなか出て来なかった焼肉定食だったが、味的には皆さんロイヤル豚の味に満足していたようである。
私の食べたトンカツは、カツを揚げた油が古い感じで味がイマイチだったのが残念だったが、以前食べて時は美味しかったから今回は運が悪かった?と言う事だろう。
食事を終えて外で暫く休憩を取った後、我々は野田を出発したのだが時間はまだ12時を回ったところで、私が考えていた時間より大分先行していた。久慈で国道281号に入り大川目中学校の前を通った時、ちょうど部活を終えた生徒達が沢山いて我々が走って来る姿を見て歓声を上げる。
我々は千鳥隊形で走っていたのだが、FUNKYの均整の取れた美しいその姿に彼らは感動しそして歓声を上げたものと思われる? 前回のツーリングでマイクロバスの熟女達やババヘラのオネエサン達にエールを送られたFUNKYだが、今度はヤング層にもファン層を広げたようである。 |

袖山高原風力発電風車下のパーキングでご休憩。


内陸に入ると日差しが出て来て暑くなってきた。

松尾八幡平IC近くのGSで給油。
ガス欠しないでよかった。

いざ、八幡平樹海ラインへ。
気合を入れます。
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▼アスファルトのキャンバスに・・・
久慈渓流の美しい流れを見ながらワインディングを流し 道の駅 白樺の村やまがた の前を通過する。その先に在る信号を過ぎると平庭高原SSがスタートする。このSSの前半は北海道の狩勝峠を思わせる高速ステージ、後半は白樺林の中を走る中速ワインディングのステージとなる。
信号を過ぎた所で私は車の前に出てスロットルを開ける。後ろからはM氏が来ているのがミラーで確認できたが、その後ろは見えていなかった。前回登坂車線の大きな右コーナーでRの変化を読み切れず外にはらんでしまった私は、深いバンク角を保ちながらもスロットル開度は押さえ気味にして上って行く。
今回はRの変更点を無事読み切って登坂車線を通過、シェルターを抜けて白樺林の中に入って行く。この中速ワーンディングは見通しが効かない為、車がいると追い越が出来ずに車の後ろで我慢を強いられるのだが、今回は車が殆どいなかった為ストレスを感じずに本当に楽しく走る事が出来た。
そして平庭高原の峠でバイクを止めた時、私とM氏の顔には思わず笑みがこぼれたのでありました。暫くして後続が揃い、我々は峠を下って袖山高原に向かう。
袖山高原の入口にある森のそば屋の前を通ると、相変わらずの混みようで駐車場は満杯だった。ここのそばは嫌いではないのだが、山形県大石田の七兵衛そばのように50分待つ事も苦にならない程のインパクトが有れば、待たされても我慢するのだが・・・。
森のそば屋の前を過ぎ集落を抜けると袖山SSがスタートする。ここの道はギリギリ二車線で道幅は広くはないが、細かなワインディングとそこそこの直線が組み合わされた楽しい道で、我々はスロットルをワイドオープンにして頂上を目指す。
これは後で休憩した時に皆さんから聞いた話なのだが、後続の皆さんは私が全てのコーナーで立ち上がりから直線に続く線を描いていたと言う。そしてアスファルトに自在にに描かれた黒い線の数は、FZRのお二人によればその数は今回も六本であったと言う。
私は先頭を走っていたから黒い線の事など知る由も無く、頂上の風車下に在るパーキングを目指し集中した走りを続けていたのだが、昨年も走ったこの道が今回えらく短く感じていた事だけは確かである。昨年も同じGSX−Rだったのに、今年は違うバイクに乗っているかように全ての操作に余裕が有って、走っていて大変楽しかった。
私には何がどうしてそうなったかはよく分らないが、私にとって本当に楽しく至福の時間だった。ヒヤッとするような危ない部分は全く無かったし、コーナーが来るのが待遠しいって感じでスロットルを開いていたのである。
私と共に一気に頂上のパーキングにまで走った皆さんは、バイクから降りると真っ先に私やM氏のタイヤを見に来てそして自分のタイヤをしみじみとを見る。
「アレだけブラックマークを描けばタイヤ減リますよねぇ!」
皆さんはアレだけの黒線を引いた我々のタイヤがどれだけ減っているのかに興味がおありようだったが、結局FZRコンビの証言により今回も私同様に自分達も一筆書きのお絵書きしていた事を知ったのであります。
楽しんだ証がブラックマークならそれは致し方ない事なのかもしれない。我々は楽しむためにバイクに乗っているわけで、楽しんだ結果でタイヤが減ってもそれは必要経費なわけで、バイクから降りるとタイヤの減りが気になる私も、一旦走り出せばそんな事はぶっ飛んでスロットルを開けている自分がいるのである。
タイヤが減るのがイヤなら乗らずにバイクを飾っておけば良いわけで、バイクは乗ってナンボと考える私は、常にスロットルを開ける走りになってしまうのである。
休憩を終えた我々はタイヤを減らさぬ走りで袖山高原を下る。私はコーナーに描いてあると言う黒い線を探しながら走ったが、確かにありました沢山の黒い線。今度は実際に描かれているところを是非見てみたいものである。再び国道281号に戻った我々は、葛巻に出た後沼宮内に向かった。
▼省燃費走行で八幡平へ
袖山高原を出る前に私はFZR二台のガソリン量が心配になって二人に確認したところ、今まで走った距離は140km、これまでの走りの燃費から考ると航続距離は200km程度と思われた。
しかしここから次の給油ポイント八幡平までは60km以上ありガス欠が心配になったのだが、これから先のコースにスペシャルステージは無いから省燃費走行で行けば何とかなると私は考え、給油ポイントは変えずに行く事を決める。
そうは決めたものの、私は二台のガス欠が心配で給油してから200kmを越えたあたりからミラーの中で常にマゼンダカラーのバイクをチェックしていた。ハラハラドキドキしながら走行してGSの建物が見えてきた時、私はホッと胸を撫で下ろしたのであります。
結局給油してから210km以上走ってしまったのだが、給油後FZRの二人に給油量を聞いてみると二人とも13リットル前後(全タンク容量15リットル)とまだ少し余裕があったようだ。彼らもいつものペースで走られたらガス欠すると心配していたようだが、私だってガス欠で時間をロスするのはいやだからそのへんのところはちゃーんと考えてペース作っていますから・・・。
▼いざ八幡平樹海ラインSSへ
全員給油を追え休憩となったのだが、いつもは一緒に休憩するA氏が外で一人でバイクの所にいる。彼は今回が今年2回目のFUNKYツーリングとあって今まで目立った動きがなかったが、昨年M氏の後ろをピタリとマークする走りを見せた八幡平樹海ラインで、今年もいい走りを見せようとモチベーションを上げているようだ。
私はここで走行順を変更したのだが、タイヤが減っている者、思った走りが出来ていない者等譲り合いの精神で後ろに行きたがる者もいて、すんなりいかなかった。そのへんは当人達に任せるとして、樹海ラインは先頭からM氏、A氏、U氏の順で私はFZRの前でスタートする事にした。
GSを出た我々はまず松川温泉を目指したのだが、八幡平温泉郷入口の信号にタッチの差で捕まってしまった。この時我々が信号に捕まる事を願っていた御仁がいた事を私は全く知らなかった。
GSを出でから少しして、B氏はヘルメットのアゴ紐が垂れ下がっている事を知ってしまう。この手の事は年寄りの私にはよく起きる事で、私の場合は紐をヘルメットの中に押し込んだり、SS前だったら先頭車の特権を発動してバイクを止めて紐を締める時もある。
後ろの場合止まるかどうかの判断が難しいと思いますが、SS区間以外だったら先頭の私に教えてもらえば止まりますので遠慮なく先頭まで出て来てアピールして下さい。今回の場合信号が変わった直後に止まった為、赤信号の時間が充分有ってB氏めでたくアゴ紐を締められたらしいのですが・・・。
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露天風呂(混浴)で写真をパチリ!
すると後方に何かが写っている・・・? |

上の写真の白線内を拡大したら・・・。
温泉でタオルを頭の上に載せる女性を私は初めて見た。 |

ここから一気に田沢まで走ります。
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▼SS 八幡平樹海ライン
松川温泉の前を通過して右折すると八幡平樹海ラインはスタートする。最初私が先頭を走って、皆さんの心の準備が出来たところで私はFZR2台の前に下がる。するとスイッチが入った5台の皆さんは、次々と私の横を加速して行き視界から消えて行った。
私はFZR2台と共に藤七温泉を目指したので、前のグループの事は知る由も無かったが、そこでは悲喜こもごものドラマが展開されていたようである。これから書く事は後で皆さんから聞いた話をまとめたもので、私が実際に見て感じた事ではない事を御了承の上お読み下さい。
前にも何回もここで書いているが、八幡平樹海ラインはあらゆる種類のコーナーと直線を組み合わせたロングなSSで、ここを走るのには正確な状況判断と多くの引き出しを持ったコーナーリングテクニックを必要とする。従ってただ速いだけのライダーは途中で破綻をきたし、怖い思いをする事が多々あるSSなのである。
▼宿題
今回ここを先頭で走ったM氏は、昨年走った時とは一段も二段も高いレベルで走っていた模様で、彼に着いて行こうと意気込んでいたA氏をも千切ってしまったようである。M氏に着いて行ける筈だったA氏は、昨年B氏が引っ掛かったトラップに見事に嵌ってオットットをしてしまい、それでまた大きく遅れてしまったらしいのである。
A氏は昨年ここでM氏の後に食らいついて走れた事が大きな自信となっていたのだが、今回大きく離された事で宿題をもらった形になった。彼らが目標(基準)とするM氏は、昨年の北海道から帰った後明らかにレベルアップをしており、今までのライディングスタイルではM氏に着いていけない事を後続の皆さんに知らしめた今回の八幡平樹海ラインSSであったようだ。
私とFZRの2台は我々のペースで楽しくそして激しく走っていたのだが、途中パーキングに止まっていたギャラリーからエールを送られたりする場面もあって、ここでもFUNKYは大人気であったのであります。
FZRの二人は、スピードこそ前のグループからすれば低いが、バイクの限界性能を引き出す走りを目標に八幡平樹海ラインを大いに楽しんでいたように私には見えた。バイクはそれぞれのレベルで楽しむべきもので、絶対スピードが速とか遅いとかで楽しさのレベルを測るべきではないと私は考えている。
M氏から宿題をもらった皆さんは、次のレベルに上がる為には何をしなければならないのか、何を変えなければならないのかをこれから大いに悩んでバイクを楽しんで頂きたいと思います。その宿題の回答を見出した時、より一層楽しいバイクライフが待っている事を私はお約束いたします。
▼二年ぶりの藤七温泉で・・・

藤七温泉の入口が一箇所になっていた。これも経費削減?
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藤七温泉に到着すると以前(二年前)は二箇所有った入口が売店の所の一箇所になっていた。多分リストラの為の処置(入口に配置する人員を減らせる)だとは思うが、この二年の間にここも大分変わったようである。
藤七温泉には岩手山を望む露天風呂(男女別)と地面から湧き出る温泉の上に設けた露天風呂(混浴)等があって、前回来た時は地面から湧き出る露天風呂に入ったから、今回私は岩手山を見ながら入る露天風呂に入るつもりでいた。
そこでスタッフの方(以前からいた人)に岩手山がよく見える方の露天風呂が男性用になっているか聞いてみると、残念ながら女性用となっていた。岩手山が見えないのではその露天風呂に入る魅力が半減する為、今回は地面から温泉が湧く露天風呂に入る事にした。
我々は売店で入浴券を購入したのだが、入浴料が以前来た時より100円上がって600円になっていた。「600円とはこの辺の相場からしたら少々高くはないかい。」とは思ったが、我々は600円を支払って温泉に向かう。
▼逆セクハラ
私がブーツを脱いで脱衣所に行こうとした時、ふと目を外に向けると30〜40m先に在る露天風呂(混浴)の傍に若い女性(二十歳台?)が立っているのが見えた。彼女はこちら方を向いて手を広げたりして動き回っている。周りには小さな子供がいたようだから今流行のヤンママだったのかもしれない。

内湯にも入って最後の仕上げ?
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当然彼女は何も身に付けていないスッポンッポン状態なわけで、我々には全てが見えていて、これだけ大胆に振舞われると視線を向けている我々の方が恥ずかしい感じになってくる。
これは明らかに我々に対するセクハラ状態(もっとも彼女は建物の中にいる我々の存在に気が付いてはいないと思わる。)にあったわけだが、いつまでも鑑賞?しているわけにもいかず我々は脱衣所に向かったのであります。
私は今まで多くの混浴風呂で女性に遭遇した経験を持つが、これ程に無防備な女性に出会った事はなかった。私はタオルをグルグル巻きにした女性や水着を着た女性もどうかと思うが、視線の置き場に困るような女性もどうかと思う。
タオルで最小限の部分は覆って欲しいというのが私の希望なのだが、世の中希望通りにいかない事が多すぎる!?
服を脱いでスッポンポンになった私はタオル一本を持って露天風呂に向かったのだが、私に先ほどの女性がいた露天風呂に向かう勇気(男性は二重人格者だから私はもう一人の自分に自信が持てなかった?)はなく、少し離れた前回入った露天風呂に向かった。
しかしそこには子供3人(女子2名、男子1名)と夫婦の家族連れの先客がいて、子供(3〜6才位?)達はスッポンッポンで走り回っているし、お母さんはタオルをシッカリ巻いて顔や体にに温泉の泥を塗って気配を消しているし、お父さんは背中の見事な絵を披露していたから、一瞬入ろうかどうか躊躇した私だがそこは勇気をもって温泉に足を差し入れる。
我々はここでゆっくり温泉に浸かり、温泉を楽しんだ。私やA氏は敷いた板の間から噴出してくる自然のバブルジェットで疲れを癒す。
二年前ここには我々が入った露天風呂しか無かったのだが、上に一つ、下に二つ新しい露天風呂が出来ていた。露天風呂がそれぞれ適当に離れているから、、空いている露天を選べばゆっくりと露天風呂を楽しむ事が出来るのが良いと思う。これだけ設備にお金を掛けているのだから、入浴料が100円上がっても致し方ないと言うところか。

湯上りの一時、熱った体に爽やかな風が気持ち良い。 ※U氏撮影 |
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我々は予定より早く藤七温泉に到着していて、その分ゆっくりと1時間以上の時間を使って温泉を楽しんだ。恒例の温泉ライディングスクールや露天や内湯の温泉巡りをして藤七温泉を堪能する。この温泉は数日間続く香りのお土産付きで、温泉に行った事は直ぐに他人にバレルてしまうから、内緒で温泉に行く時は決してこの温泉を選ばないようご注意下さい。
我々は温泉から出て外で体をクールダウンした後、八幡平アスピーデラインを下り国道341号で田沢を目指した。
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国道344号と国道46号が交わった所に在るローソンにPM5:20到着。下界は日中30℃近くあったそうで、八幡平から降りてきた我々には結構暑く感じた。 |

ここで今日の集合写真を撮影。1名ここから岩手に帰ります。今日は間違わずに我々と反対方向へ。 |

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▼八幡平アスピーデラインから玉川ダム宝仙湖沿いのSSへ
藤七温泉を出て私とM氏は車を追い越したのだが、その後ろが着いて来なかった。結局、峠のT字路を過ぎても彼らは車の後ろで、前の二人は暫くスロー走行で後ろを待つ事になってしまった。何があったか私は知らないが、車を追い越せない状況ではなかったように見えたが・・・?
八幡平アスピーデラインの秋田県側は、以前まで下り方向の殆どにハミ禁の黄線が引かれていて車に追い着いたらそこで終了という状況だったが、今回走って見ると大沼からの下の道で新しい白線(破線)だけの箇所があった。
しかし、古い黄線も薄く残っていて本当にハミ禁が解除になったのかどうか私には確信はないが、これが本当だとしたらアスピーデライン秋田県側の下りも、以前よりは走り易くなるだろう。
国道341号に出て玉川ダム方向に左折した所で私はペースを上げる。この道は今までに何十回と走っている道で、道の注意すべき箇所はおおよそ頭に入っているから、今回私とM氏はこの道を大いに楽しむ事が出来た。
アスピーデライン出口から新玉川温泉入口に在るパーキング前まで、ブラインドコーナーは探りながら慎重に、ストレートはフル加速で走ってしまったのだが、玉川温泉まで今回が最も近く感じたように思う。
車が少なかった事もあったが、ブレーキ、コーナーリング、直線共に自然に決まって、この感覚は私がGSX−Rに乗って初めての事であったかもしれない。
新玉川温泉入口で後続を待ち、全員揃ったところで今度は玉川ダムを目指して走り出す。新鳩の湯を過ぎて宝仙湖沿いの道になると、道は高速ステージに変わっていく。この道を大好物とする私は、フルスロットルを当ててコーナーを立ち上がって行った。しかし今回はコーナー手前で車に追い着く不運が続いて、完全燃焼出来なかったのが少し残念だった。
玉川ダムサイトのパーキングで後ろを確認すると、私の後ろにはM氏しか見えず暫くバスの後ろで後続を待つ。そしてトンネルから鎧畑ダムを跨ぐ橋の上で再びスロットルを開け、一気に茶たての清水まで走り国道46号に出た所に在るローソンにバイクを止める。
▼楽しかった一日も終了!
皆さんここでもバイクを降りると直ぐにタイヤのチェック。私もGSX−Rのタイヤをチェックすると、端まで綺麗に当たっていてゴムが融ける程までにはタイヤ温度も上がっておらず良い感じだった。
この日の角館地方は日中30℃近くまで気温が上がっていたそうで夕方になってもまだ生保内の空気は暑く、私は先ほどまでいた八幡平の爽やかな空気の中に戻りたい気分だった。
ここで岩手県から参加のB氏がお別れとなる為、今日はここで集合写真を撮る事にした。前回のツーリングでは我々と別れた後迷子になってしまった彼は、皆さんに出発する方向を間違えないようにツッコミを入れられていた。彼の家までの距離はここから秋田までと同じ位の距離にあるから、迷子にならないと言う前提だが7時前には家に帰り着けるだろう。
休憩を終えた我々は、B氏と別れ交通量の多い国道46号線を走って秋田市を目指す。途中から今朝通った広域農道に入ったが、車が多く走りを楽しむような状況ではなく、大部分を車の後ろで過ごす事になる。
そして我々は7時前秋田市内に帰って来た。秋田中央インターから市内に向かう道に大きく左にカーブする箇所があって、私はそこで深いバンク角を堪能する。それは前後のタイヤが路面をしっかりと掴み、On the rail の全くずれを感じさせないコーナーリングだった。
このコーナリングが物語るように、今日の私とGSX−Rのパッケージィングは今までにないベストの状態で、今日は本当に楽しいツーリングだった。しかし今日のツーリングが私のように楽しかった人だけではなかっようで、難行苦行の走りを強いられたメンバーや新たな宿題をもらったメンバーもいて、到着後の雑談で複雑な表情をみせたメンバーもいた。
私だって楽しく走れた時もあるれば、悩んでしまうツーリングもある。むしろ今回の様に楽しく走れたツーリングの方が少なくて、何らかの不満を持って終わるツーリングの方が多い。日々悩みながら走っていて、突然楽しく走れた時の喜びは何とも言えない達成感があり、それがまた次のモチベーションに繋がっていくのである。
ライダーが楽しく感じる走りは各ライダーそれぞれで違うわけで、それぞれのライダーが楽しいと思う走りに向かって努力する事が大切な事であって、他のライダーとの比較で楽しさの大きさを測るべきではないと私は思うのだが・・・・。
もっとも、前のライダーが離れていくのが悔しいと思う気持ちがないと、バイクに対するモチベーションも上がってこないのだがね・・・。
何れにしましても、次回のツーリングが大変待ち遠しい私であります。
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※M氏撮影 |
2007 FUNKY 3rd.Touring
終
Report by Ryuta |