HOME / FUNKY Library
 October 2015  6th.Touring
1 2
 TOURING DATE

■ 天候:晴れ時々曇り一時小雨
■ 出発:AM6:00
■ 帰還:PM6:
05
■ 総走行距離:589km

 TOURING COURSE



● コース

秋田⇒出羽グリーンロード⇒南外⇒大森⇒雄物川町⇒十文字⇒岩井川⇒国道397号⇒つぶ沼⇒

胆沢ダム⇒愛宕⇒水沢⇒種山高原⇒住田⇒遠野⇒荒川高原⇒大規模林道⇒国道106号⇒川合⇒

大規模林道⇒釜津田中⇒種倉⇒大規模林道⇒穴沢⇒国道340号⇒名目入⇒早坂トンネル⇒岩洞湖⇒

外山⇒滝沢⇒小岩井⇒網張高原⇒玄武洞⇒
入浴 滝ノ上温泉⇒雫石⇒仙岩峠⇒角館⇒刈和野⇒

強首⇒協和⇒出羽グリーンロード⇒宝川⇒秋田  モト ワークス ヒラタ  走行距離 589km


 「道の駅」やまびこ


カツカレー 



店内の雰囲気は好印象。



黒豆ソフト  280円


 これまで 「道の駅」 やまびこ館 で休憩した事は何度も有った私だが、食事をした事は一度も無かった。それは立ち寄った時間が昼時を外していたからなのだが、今回初めて「道の駅」 やまびこ館 で昼食を取る事になった。

 私がレストランの有る建物に歩いて行くと、入口の右側にそばやラーメン、フランクフルト等を売る窓口が有って、その横には宮古市川井名物 黒豆ソフト の幟が立っていた。

 ソフト好きの私としては食べない訳にはいかなかったのだが、先ずは昼飯な訳で黒豆ソフトはデザートとして頂く事にいたしました。

 レストラン もうもう亭 入口横にはメニューサンプルが並んでいて、盛岡の冷麺からカツカレーやステーキ丼等、麺類から丼系、肉系までメニューの種類も豊富であった。

 レストラン内の雰囲気も明るく、接客するスタッフの方々の対応も良く、無料のコーヒースタンドも有ったりして、私はこのレストランに結構好印象を持ったのだが・・・・?

 私は何だか無性にカツカレーが食べたくなってカツカレーを注文、他のメンバーは冷麺やステーキ丼等を頼んでいましたね。

 お客さんが多かったにも関わらず食事が運ばれて来るまでの待ち時間は許容範囲内で好印象は続いたのだが、カツカレーのカツを一口食べて・・・!?

 私はカツカレーの価値はカツで決まると勝手に考えているのだが、このトンカツに使われいるお肉がいただけなかった。

 スーパーでもトンカツ用の豚肉はそれ用のパックとして売られているのが普通だが、この肉はスーパーでトンカツ用として売ってはいけない肉でした・・・?

 冷麺も少しご相伴にあずかったのだが、スープにコクが無くお世辞にも美味しいと云えるレベルでは無かった。

 二つのメニューで全てを判断してはいけないのだが、もうもう亭さん、もう少し味の研究をされた方が良いのではないでしょうか?

 店内の雰囲気は良かっただけに、少し残念でしたね・・・。

 カツカレーを完食、冷麺を少々頂いた私は久しぶりに満腹の昼食(通常昼食はおにぎり1個)を終え外に出る。

 お腹は満たされてはいたがソフトは別腹? 私はソフトクリームスタンドに向かい黒豆ソフト280円を注文する。今時ご当地ソフトで300円を切る物は少なく、黒豆ソフトが如何なる物なのか、私は興味津々で出来上がるのを待っていた。

 そしてお嬢さん?の手で運ばれて来た黒豆ソフト、形は整っており合格点を与えられる出来栄えで、お嬢さんの腕前は素晴らしかった。

 ソフトを受け取った私は一ナメしてみたのだが・・・? ナメたソフトはソフトのようでソフトで無かった。ソフトクリームの滑らかさは無く、ザラザラした食感でジェラートのようだった。色は少し茶色ぽいクリーム色で、黒豆の皮と思われる黒い粒々が散りばめられていた。

 そして問題の味だが、???・・・ ?

 私は黒豆ソフトの味を表現する言葉を見つけられず困ってしまったのだが、強いて言えばこれといった味が無く冷たいだけの氷菓子のようだった。私は黒豆の味(お正月などに食べる甘く煮た黒豆は大好きだが・・・)をはっきりと認識しているわけではないが、黒豆と思しき味を見つけ出す事は困難だった。

 塩ソフト同様、表題の味を見つけ出せないソフトに私は幾度と無く出会ってきたが、それはそれで美味しかった。しかしこの黒豆ソフトの場合、ベースの味と形態に問題が有りランクの評価は低い物になってしまいました。。

 黒豆ソフトの私の評価だ、普通- とさせて頂きました。

 私はあまりの冷たさに久しぶりにオデコが痛くなってしまったのだが、黒豆ソフト 真夏の暑い時期にお勧めです。


 日本でも・・・!?

 昼食を終えた我々は、来た道を少し戻りトンネルを抜けて直ぐ左折、夏屋から大規模林道を釜津田中へ向かう。夏屋の集落を抜け道は一気に標高を上げるのだが、我々は曲がりくねった上りの急坂を登って行く。峠を半分ほど上った頃、前の右コーナー(こちらから見て)から何かが飛び出して来た。

 ” エぇー ’’

 そして・・それが突然路上を転がって止まった・・・!?

 何とそれは頭にCCDカメラをつけたボーダーさんでした。

 「この曲がりくねった急坂をスケートボードで下るってか・・・!?」

 YouTubeで坂道を下るスケートボードの映像を見る事は有るのだが、ここよりコーナーのRも大きく道幅も広い道路での撮影が殆どで、坂もここより緩い坂をブレーキも掛けず(ブレーキが装備されている?)に下っていたと記憶するのだが・・・?

 それがアメリカでもヨーロッパでも無く、日本のしかも岩手山中の狭い公道でスケートボード・・・!?

 これはいろんな意味で、かなりリスクを伴う遊びなのではないでしょうか・・・?

 [ 恐れ入りました。 ]

 スケボーの後から来た車が転倒したボーダーを見て急停止していたが、最初通りがかりの車と思ってiいたらドライバーの顔が笑っているように見えましたので、ボーダーをアシストしていた車だったと思われます。

 ボーダーさんも坂を下りたら戻って来なくてはいけませんし、他の車からボーダーをガードする意味でも後ろに車は必須かもしれませんね。何といっても走っている場所は公道なんですから・・・・。

 ボーダーが我々の前で転倒した原因は、多分我々に有ったものと考えられる。コーナーを抜けたらバイクが結構なスピードで迫って来るのが目に入り、思わずバランスを崩してしまったのでしょう・・・?

 ボーダーさんには悪い事をしてしまったが、公道ですからそんな事もある事を想定して走らないとね・・・。

 峠近くのパーキングには、お仲間と思われるボーダーさんがおりましたので、グループでスケートボードを楽しんでいたようです。そのうち大規模林道を下るスケートボード映像がYouTubeにアップされ、我々の映像も公開されてしまうかもしれませんが、それだけは勘弁してもらいたいと思います。


 再現ビデオを観ているようでした!?

 我々は峠を下り釜津田中の集落に出たのだが、今年もまた中学校?のグランドで町民運動会が行われておりました。FUNKYの6th.ツーリングは、10月の第1日曜日に行われる事が多いのだが、ここの町民運動会も10月の第1日曜日と決まっているようです。

 我々はその横を静かに走り抜け再び大規模林道に左折、今度は国道340号穴沢を目指して走り始める。この道はいつ来ても路面状況は良くないのだが、今回は特に泥や枝が路上に散乱していて我々は路面を注視したそれなりの走りで走って行く。

 国道に出るまで10分位の所まで来たのだが、我々は4〜5台のツーリンググループに追い着いてしまった。それは先ほど道の駅で見掛けた青森ナンバーのグループだったのだが、あの大集団では無くアメリカンバイクだけの小グループで、中にはタンデムで走っているバイクも含まれていた。

 このような狭く曲がりくねった道に不似合いなこのグループですから、大集団と分かれて走る事になってしまったとしても不思議ではないのだが、問題はこのグループをどう処理するかだった。

 道は殆ど直線の無い沢沿いの狭く曲がりくねった道で、一気に追い越すには無理が有り、私は後ろで少し様子を観る事にした。我々が後ろにいる事は分かっている筈なのだが、グループは我々に道を空けてくれる訳でも無く、一生懸命走っておりましたね・・・?

 暫く後ろで走っていると里が近くなり、道も所々に直線が現れるようになってきた。私はその直線で一気にグループの前に出て国道340号に出る。我々は左折して国道455号の岩洞湖を目指すのだが、道を曲がるとそこには例の青森ナンバーの大集団が停まっていた。

 彼らは我々が追い越したアメリカングループを待っていたと思われるのだが、ここで彼らの前に出られた事に私は 「 ラッキー 」 と心の中で叫んでしまいましたね・・・。

 国道340号は交通量が多く我々は車の後ろに着いて走っていたのだが、葛巻へ向かう国道340号が国道455号と交わる信号で我々は止められた。私が後ろを確認する為ミラーを覗くと、我々の後ろに青森ナンバーの大集団が停まっているではないか・・・。

 私は彼らが葛巻方面へ向かうと考えていたのだが、信号を発進して少し走った所でミラーを覗くと大集団は我々の後ろに張り付いていた・・・? 前が空いていたので私は少しペースを上げてみたのだが、大集団の中から抜け出した3台のバイクが我々を完全にロックオン状態に・・・!

 我々は車の列に追い着きそのまま車列に着いて走っていたのだが、彼らは我々のグループと同化した状態で早坂トンネル手前までやって来た。

 私がミラーで見た限りでは、彼らのバイクはライトの感じからZX-14Rとズズキのビックバイクと確認出来たのだが、後から聞いたメンバーの話ではその後ろにCBR250RR(4気筒)がいたらしい。

 我々は早坂トンネル手前の直線で車列の前に出てトンネルに突入、私は少しスロットルを開けたのだが二番手を走るGSX−R750は以前トンネル内でリヤが滑り怖い思いをした事から、最近トンネル内でのスピード上がらず私との間が空いてしまった。

 その時だった。後ろにいたZX−14RとGSX−R1000K6?(後で確認した)がメンバーの2台に追い越しを掛け前に出たようだ・・・。

 私は離れていてその状況を確認していないのだが、トンネル内が追い越し禁止(黄線ではなく白線)で有る事を知りながら?も私を追い掛ける選択をした2台のバイク・・・熱いです!?

 私はトンネルの出口で車に追い着きそのまま車の後ろを走っていたのだが、ミラーを覗くと真後ろにZX−14Rの四つ目ライトが写っていた。良く見るとその後ろにはスズキのライト(逆三角形の上下二段ライト)、その後ろにメンバー2台のバイクが確認出来た。

 この状況に 「 さぁ・・・どうしたものか? 」  私は悩んでしまった。

 我々をロックオンして着いて来たと云う事は、我々と走りのコラボレ―ションをご希望と思われるのだが、どうお相手したら良いのやら・・・?

 コラボレーションするにしても先ず相手を知る必要が有り、私はウインカーを左に揚げて彼らを前の出す事にした。後ろから彼らのバイクを観察すると、マフラーはアクラボピッチか何かの高そうな物に変えられており、色々なパーツで綺麗に彩られたバイクだった。

 後ろのバイクは見慣れたテールカウルをしており、それは私のGSX−R1000K5と同じ形状のカウルのように見えた。カラーリングから多分K6モデル?(間違っていたら御免なさい)と思われるのだが、私と同じバイクの後ろを走るのは初めて(メンバーの私と連番のK5を除く)で、ライダーがどんな走りをするのかドキドキしてしまいました。

 彼らも我々が気になるのだろう、チラチラとミラーを覗いているのが見て取れたが、この先で道幅が広くなり追い越しが可能になる事から、そこで彼らが何らかの行動を起こすと判断、私はそこまで静かに見守る事にいたしました。

 そしてその時がやってきた。前の二台は前の車3〜4台?の車に追越を掛ける。私もそれに続いて追い越しを掛けたのだが、彼らの追越が思っていたより遅く、私は前が詰まりスロットルを少し戻してしまった。

 我々が追越をする場合、対向車線を走る時間を出来るだけ短くする為しっかりギヤを落とし一気に加速し左側車線に戻るのだが、彼らの追い越しはギヤを落とさずスロットルだけで追い越しているかのように緩慢でしたね。

 彼らが走行車線に戻ったところで、私は彼らを追い越してスロットルを開ける。それを見た彼らもスロットルを開け、私を追い掛け始める・・・。

 彼らが来た事を確認した私は、更にスロットルをワイドにしてコーナーを二つ三つ抜けてミラーを覗くと・・・前を走っていたZX−14Rの姿が無くGSX−Rだけになっていた。

 私はGSXーRが後ろに着いたのを確認、今度はスロットルを カッチ カッチ っと開けてコーナーに入って行く・・・。

 コーナーを二つクリアーしたところでミラーを覗くと・・・GSX−Rの姿は無かった。私はスロットルを戻しコラボレ―ションは終了、その後彼らは私の後ろに着いたのだが追い越される事は無かったですね・・・。

 我々は岩洞湖レストハウス前のパーキングに到着、パーキングにはいつもの皆さんがバイク(10台位)を停めて屯しておりましたが、小心者の私はその横に停める勇気は無く、20mほど間隔を空けてバイクを停めてしまいました。

 コラボした彼らもまた我々の横にバイクを停めるのを躊躇、少し離れた所にバイクを停めていましたね。

 我々が休憩を取っていると、先ほどコラボしたライダーさん(多分ZX−14Rの方、年齢はアラ ファイブ?)が、トイレにヘルメットのシールドを洗いに行く途中にやって来て声を掛けてくれた。

 彼 「はやいですねぇ」

 私  ・・・・・

 彼 「いつもここを走っているんですか?」

 私  いやぁ

 彼 「私は今回が初めてでぇ・・・。」

 私  そうなんですか。

 私はこれまで今回の方向で5回位(反対方向は数え切れないが・・・)この道を走っていると思うのだが、初めての道でもあの程度は走れるかな・・・。

 我々は秋田市から来た事、彼らは青森市から来た事等いろいろ話させてもらったが、お互いの健闘を称え合って会話は終了する

 それにしても久しぶりのコラボレーション、私大人気なく燃えてしまいました。

 しかし、今回の状況、以前にも有ったような・・・?

 思い出しました。それは2006年の北海道の事でした。出会い方からコラボレーションの形といい、本当に再現ビデオを観ているようにスチエーションが似ています。

 こんな事って有るんだ・・・と、ある意味感動しています。

 青森ナンバー集団は、アメリカンからスーパースポーツまで幅広いジャンルが揃ったグループで、我々の後に着いてきた3台のバイクはグループの先導役を担っていたと思われるのだが、道中ストレスが溜まっていたのでしょう、我々と遭遇したのをこれ幸いとコラボレーションに及んだものと思われます。

 我々が彼らのストレス解消に少しでも貢献出来たとしたら、それはそれで良かったです。

 彼らは青森市内から来たと言っていたのだが、時間的にこれから青森市に帰るのは結構きつそうに思ったら、盛岡から青森市内まで高速を使えば2時間も有れば帰れる距離でした。我々は高速を殆ど使わないので、距離と時間の関係が違ってましたね。

 休憩を終えた我々は、パーキングを出て雫石の滝ノ上温泉へと向かう。


 帰れ・・・!!

 岩洞湖から外山ダム、滝沢と走った我々は、小岩井農場に出て網張高原に上る。網張高原から玄武温泉方面に下り始めると雨がポチポツと落ちて来た。前方の西側の空には黒い雨雲が見え、この先雨が降りそうな気配である。

 玄武温泉に下ったT字路を右折した我々は玄武洞前を通過、葛根田川沿いの道を滝ノ上温泉に向かって走る。雨は雨具を着るほどではないが結構降ってきて先を急いだのだが、1.5車線の狭い道だった昔と違い殆ど二車線路になった今は以外と早く温泉に到着してしまいました。

 何とかずぶ濡れになる前に滝ノ上温泉 滝峡荘 に到着、地面にロープで区切られた駐車スペース内にバイクを停めたのだが、おじさんが出て来てバイクを奥のスペースに移動させろと言うではないか・・・。

 ロープの範囲内に3台のバイクは綺麗に納まっており、私は問題は無いのではないかと言ったのだが、おじさんは

 「ここは車が沢山来るからバイクは奥のスペースに移動させろ・・・」 

の一点張りで、私の言う事に聞く耳を持たなかった。

 7年前に来た時も奥にバイクを移動させられたのを思い出した私だが、その時は5台のバイクで分散して駐輪していたので、奥に纏めて置くのには納得がいっていた。

 しかし今回は、車1台分のスペースにバイクは納まっており、車のドライバーにご迷惑になる事は無と思うのでここに置かせてくれ(一度停めたビックバイクを押して移動させるのは、年寄りに取っては大変なんですから・・・。)と懇願したのだが埒があきませんでした。

 私が以前来た時も移動させられた話をすると、

 「知っているのに何でまたここに停めた。」   (事情が違うでしょ。)

おじさんは更にヒートアップしてしまうのだった。

 そしてついにおじさんの口から決定的なお言葉が・・・・。

 「帰れ・・・!!

 我々は、こんな山奥まで来てバイクを停めた場所が原因で温泉に入れずに帰るのか・・・!?

 俺の言う事を聞けないのならさっさの帰れと言うおじさん、商売よりも自分のポリシーを大切にするおじさんに私は共感?を思えたのだが・・・!?

 しかし、このまま帰る訳にもいかない私はおじさんの説得に当ったのだが、その後も何回か「帰れ・・・!!」のお言葉を頂く事になる。

 とにかくおじさんに言わせるとバイクは車とは別な特殊な乗り物で、車と同列に扱う事は到底出来ず、どん詰まりの奥のスペースに押し込んでおきたいようなのである。

 おじさんの気持ちを理解した私は、おじさんに一つ質問をしてみた。

 バイクで来たお客さん(そう、我々はバイクには乗っていますが、お客さんなんです)のバイクを奥のスペースに停めさせたいのなら、バイクは奥に停めよう指示する看板を立てたらどうなんですか・・・?  と・・・。

 それを聞いたおじさん、目から鱗だったのでしょうね・・・。態度が一気に軟らかくなって 「帰れ・・・!!」 とは言わなくなりました。

 私も別にバイクを移動させるのが嫌な訳ではなく、ただその理由に納得がいかなかっただけなのだが、久しぶりに私より熱い?人に出会ました。

 私も過去に店に来たお客様?にお帰り願った事が有ったのだが、さすがに 「帰れ・・・!!」 とは言えませんでした・・・。

 それは店の前をいつもキタナイ大きな排気音を出して通り過ぎる(何故か店の前を通過する時は空吹かしの回数が増える)シート後部が異常に盛り上がったバイクに乗るアンチャン(16〜17歳後ろに彼女?)だったのだが、何でもマフラーを固定しているネジが落ちてしまったそうで修理してほしいとの依頼だった。

 話しぶりからアンチャンが自分のバイクをこよなく愛している事は良く分かったが、私は修理してまた煩い音を聞くのも嫌だったので丁重にお引き取り頂きました。

 一旦店から出て行ったアンチャンだったが、修理を断られたのがよっぽど悔しかった(彼女の手前も有る?)のだろう、少しして戻って来た彼はドアーを開けると

 「修理しねってどういう事だぁ・・・交番に訴えてやる・・・。」 の捨て台詞を残して去って行った。

 呆気に取られていた私は、訴えるのは交番ではなく消費者センターである事をアンチャンにアドバイス出来なかったを今でも悔やんでいる。 交番に行ったら捕まっちゃいますから・・・。  嘘のような本当の話である。

 我々は砂利の駐車場内をバイクを押して奥に移動、1台のバイクの下には水溜りが有ったりしましたが、我々はゴアテックスフィルム入りのブーツを履いていますので何の問題も有りません。

 玄関横の窓口で入浴料500円を支払う頃にはオジサンのボルテージも平常値になっておりまして、普通に対応してくれてましたね。


 久しぶりの 滝ノ上温泉 滝峡荘

 私がこの滝ノ上温泉 滝峡荘 に来たのは本当に久しぶり(7年ぶり)だった。これまで何回も来ようと計画していたのだが、雨で予定が狂ったり、道が通行止めになっていたり、滝峡荘が休業していたりで7年も来ていませんでした。

 私はこの温泉のお湯が好きで、木で作られた浴場の雰囲気も大好き、まだ道が1・5車線の曲がりくねっていた頃から訪れておりました。前回来た時、前は男湯だった向かって右側の浴場が女湯になっていて少しガッカリ(私は右側の浴場が好き)でしたが、今回は元に戻って右側が男湯になっておりまして、私は期待に胸を膨らませて浴場の扉を開ける・・・。

 浴場の内部は基本的に変わっていませんでしたが、当然ですが使用されている木材が新しい物に交換されていたり(以前は古い木材が良い味を醸し出していた)形も雰囲気も少し変わっておりました。温泉も以前と少し違っていると思ったのですが、そういえばこの温泉その時々で色が変わる事を思い出しました。

 久しぶりに入った 滝ノ上温泉 滝峡荘 の温泉良かったです。私は温泉に首まで浸かってゆっくりと体を温め、リラックスする事が出来ました。昔のように廊下の床がダワダワしませんし、玄関先のテラス?の屋根がしっかりした作りになっていたり、滝峡荘は日々改修が進んでいる様子が感じられました。

 私が好きな温泉が次々に廃業していく昨今、滝峡荘さんにはしぶとく生き残ってもらいたいと思います。次回来た時バイク置き場の看板が出来ていたら嬉しいのだが、出来ていなかったらまた手前にバイクを置いてオジサンとの一悶着を楽しむとしましょうか・・・!?



滝の上温泉の少し手前には結構大きな滝が有りまして、その滝の岩の割れ目からは蒸気が噴き出していて迫力満点です。



 後は帰るだけ・・・



角館手前のローソン到着 最後の休憩を取るが日没は近い。


 温泉を出る頃には雨も上がり、我々は滝ノ上温泉の直ぐ下流に在る滝の周りから噴気が噴出している大迫力の鳥越の滝を観光する。

 これで我々は今日の目的をほぼ達成、後は秋田市に帰るだけなのだが、出来れば走って楽しい道で帰りたいと考えていた。

 しかし、これから先は国道46号がメインとなり楽しむ場所は皆無、横道にそれて寄り道を考えたのだが問題は時間だった。

 この時期になると日没が早くなり走れるのはPM5:00が限界で、 それ以降はライトの明かりが頼りとなる。その為出来るだけ国道46号を早く通過して寄り道に入る必要が有るのだが、今の時間を考えるとギリギリな感じである。

 我々は田沢湖入口近くのENEOSで最後の給油を行った後、角館手前のローソンで休憩、最後の走りに備える。

 角館バイパスを途中で降りた我々は、県道10号で刈和野へ向かう。私はこの道を刈和野まで走るのは久しぶり(最近は途中から神宮寺に出る事が多かった)だったが、私は最後の所で道に迷ってしまった。

 県道10号は刈和野の手前で県道252号と交わるのだが、その交わる地点の直ぐ脇に刈和野バイパスが出来た事で分かりづらくなっていた。以前はT字路だった筈だが十字路になっていて、私は思わず直進してしまったのだが正解は左折だった。

 少し走って私は間違いに気が付いたのだが、Uターンするのも面倒でそのまま走り適当に走って国道13号の旧道を探す。

 最終的に国道13号(旧道)に出る事が出来た我々は、雄物川を渡って強首に向かったのだが、貴重な時間をロスしてしまった我々には夕闇が迫っていた。

 強首から再び雄物川を渡り協和淀川に出た頃には陽も落ちすっかり暗くなっていて、秋田空港手前から出羽グリーンロードに入るとライトの光が無くては走れない状態になっていた。結局楽しみにしていた県立運動公園入口から国道13号までの出羽グリーンロード最終ステージは、ただの夜間走行になってしまいましたね。

 PM6:05 我々は秋田市に帰還する。天候にも恵まれ、走りも楽しめ、話題にも恵まれた6th.ツーリングだったが、無事に終える事が出来て本当に良かったです。

 2015年シーズンも最終ツーリングを残すだけになってしまったが、今考えると本当にあっという間の2015年シーズだった。次回の最終ツーリングは、思いっきり楽しみたいと考えております。



                               おわり




前へ
1
2
次へ
2ページ中2ページ目を表示


by Ryuta
Octo 2015
10号
           HOMEFUNKY LibraryRyuta’s Museum東北情報北海道情報秋田の林道秋田ヤブ山紀行Mail         TOP

Copyright(C) HIRATA  MOTOR CO., LTD.All rights reserved.