6月初めに行われる FUNKY 3rd.ツーリング は、岩手県の太平洋を見下ろす北山崎を目指すのがお約束で、今回も我々は太平洋を見に行く事になった。

青空が広がり清々しい朝でした。
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ツーリング当日の朝は青空、気温もそれ程低くなく秋田もようやく寒さを感じない気候になってきた。今日の参加バイクは3台、RZ250R改とGSX−R750とGSX−R1000のいつもの2台である。
予定通りAM6:00に秋田市を出発した我々は、先ずは広域農道を使って協和荒川に向かう。今日の広域農道は車が少なく楽しく走る事が出来たのだが、いつもはミラーの中に映り込んでくるRZ250Rの姿が無く、私の中に?マークが・・・。
確かに今回のバイクとライダーの組み合わせは微妙で、各車のペースが掴みづらい状況では有ったのだが、私は国道46号に出る手前で待って一緒に国道46号に入り、岩手県を目指す。
今年の3月に角館バイパスが全線開通したのだが、私はこれまで走った事が無く今回初めて走る事になった。新しく完成した区間は1.5km程と短い区間なのだが、この完成により我々は自然な流れで角館バイパスに入り込んで行く。
この角館バイパスは5月初めの桜祭りの花見渋滞解消の為に造られた意味合いが大きいと思うが、今年の桜祭りで渋滞は起きなかったのだろうか。私は今年その時期に国道46号を走る機会が無かったので、バイパス全通の効果がどれ程有ったかは知らないが、巨額な税金が使われたと思われる角館バイパス(対向2車線の高速みたいな立派な自動車専用道)の費用対効果はどうなんでしょうか?
私的にはバイパスの必要性を感じるのは桜の時期ぐらいなのだが、あの渋滞状況ではこの立派なバイパスでも渋滞の解消は無理(街中の駐車場容量に対して訪れる車の数が多過ぎ)ではないかと思われ、桜渋滞を解消には対向4車線のバイパスでも無理かと思われます。
考え方を変え平地に対向4車線のバイパスを作り(土盛りする費用を考えれば費用は変わらない?)、桜祭りの時期だけ片側2車線を駐車場として使った方が渋滞は少なくなるのではないかと私は思ったりしますね・・・。
確かにバイパスが出来た事で大型車両(運送トラック等)が街中を通らなくなり街中の安全度は上がったと思いますが、季節によって変わる角館の街並みを通る度に楽しんでいた地元民としては、何か味気なくなって角館と云う街の存在を忘れてしまいそうです。
いつもは仙岩トンネルの手前(秋田県側)の峠の茶屋で休憩を取る私ですが、今回は交通の流れが速く時間的にも早かったので岩手県に入って雫石の道の駅 雫石あねっこ で休憩を取る事にしました。
今日の 道の駅 雫石あねっこ は、早い時間(AM8:00前)にもかかわらず多くの人で賑わっておりました。特に沢山のライダーの姿が見られ、寒さも和らぎバイクシーズン本番の天候が多くのライダーをツーリングに誘い出したようです。
我々は充分に休憩を取った後、次の休憩地岩洞湖までのルートを確認して先ずは網張高原に向かったのだが、その前に道の駅を出て直ぐ左側に在るガソリンスタンドに立ち寄る事にした。
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早い時間にもかかわらず多くの人で賑わっていた
あねっこ
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今年3回目のツーリングにして、私以外のメンバー
と楽しそうに会話する GSX−R750 |
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給油とエアー充填を行うRZ250R
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休憩中に判明したのだが、広域農道でRZ250Rがミラーに映らなかった理由は、タイヤの空気圧を点検しないままツーリングに参加してしまった為、後輪がグニャグニャと腰砕け状態になってスロットルを開けられなかったのが原因だったようです。
道の駅にバイクを停めた時、私がRZ250Rのリヤタイヤに触ってみると、レーシングタイヤでサーキット走行した後の様にタイヤは熱を持っており、明らかに空気圧が足りない状態でした。
そこでGSに立ち寄り2サイクル車で燃費の悪いRZ250Rの給油をしながら、タイヤに空気を入れさせてもらう事にしたのだが、GSのスタッフは空気を入れるエアーチャックが乗用車やトラック用(バータイプ)なのでバイクには使えないのではないかと言う。
車用のチャックは長い棒が邪魔になって入れ難いのは確かだが、バルブ(ゴム製)の向きを少し変えたり、エアーチャックを差し込む方向を工夫すれば大抵のバイクには入れられますので大丈夫です。
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網張高原から岩洞湖へ |
タイヤの空気圧が適正になったRZと共に国道46号と別れ雫石スキー場に向かった我々は玄武温泉を過ぎて右折、網張高原に向かって一気にスロットルを開ける。RZもフルスロットルで回転の上がりを待ちながら、GSX−R750を従え走っておりました。
網張高原からこれまた一気に小岩井農場方面に駆け下った我々は深い右コーナーを抜けた先を左折、滝沢に向かう。先ほど通過した深い右コーナーだが、最近舗装し直されたようで黒味が残る綺麗な路面になっていた。この右コーナーは近年路面の荒れが顕著で、下半身でしっかりバイクをホールドする事を要求されておりましたが、私はそれはそれで楽しみでもありました。
私、路面のうねりや微妙な段差を処理しながら走るのが大好きな所がございまして、それが上手く出来た時の快感がたまらないのです。
私、変態なのかもしれません・・・。 イヤ・・充分変態でしょう・・・!? 自覚は有ります。
滝沢の分かれで国道282号に出て右折、直ぐに次の信号(国道4号の信号一つ手前)を左折し県道16号に入って岩手県立大入口、滝沢駅を通過、北上川に架かる岩姫橋を渡って赤坂のT字路を右折しそのまま県道16号を走って国道455号に出て左折、我々は岩洞湖レストハウスを目指す。
今日の外山ダムへの上りは車が多く、1回追い越しをしただけで殆どの時間を車の後ろで過ごしてしまったが、外山ダムを過ぎ見通しが効く場所に出てからは少しペースを上げてそれなりに走ってしまいました。いつもは何台かの走り屋さんとすれ違うのですが今回すれ違ったのは1台だけ、後ろから追い越される事も追い越す事も有りませんでしたね。
我々は岩洞湖レストハウスの在る駐車場にバイクを停めたのですが、いつもの定位置に地元の走り屋さん達がバイク(6〜7台)を停めており、我々は奥の定位置にバイクを止めるのでした。
岩洞湖周辺は今が正に新緑の季節で、白樺やブナの木々の若葉が陽射しを浴びてキラキラ輝いておりました。また木漏れ日の落ちる木陰には爽やかな風が吹き抜け、気温が上がって少し汗ばんだ体には気持ち良かったです。
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岩洞湖周辺は新緑の季節、若葉色が綺麗でした。
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レストハウスから少し離れた場所にバイクを止めます。 |

奥に見える人々が地元の走り屋さん。 平均年齢は結構高いようです。 |
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いつもと変わらぬ風景 少し雲が出て来ました。
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休憩を取った後、我々は早坂トンネルまでの道を楽しんでトンネルへ突入、3,115mの長いトンネル内は結構気温が低く凍えてしまいました。トンネルを抜けると道は川沿いを走るワインディングロードに変わり、我々はコーナーの一つ一つを噛みしめるようにゆったりと走って行くのでした。
我々がいつもの給油ポイント小川のミナカワ石油にバイクを入れると、いつものスタッフさんと目が合って笑顔で挨拶を交わす。我々はスタッフさんに勧められるまま、事務所でドリップコーヒーをご馳走になりながら、ゆっくりと休憩を取らせてもらいました。
休憩を終えた我々は今日の目的地、北三陸の景勝地
北山崎 を目指し走り出す。
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ルートを変えて北山崎へ |
我々は国道455号を岩泉まで走り、県道7号に左折して龍泉洞前を通過したのだが、お土産屋さんや食堂が閉まっている所(これも大震災の影響?)が有って観光客の姿もまばら、以前(昭和)の賑わいを知っている私としては少し寂しさを感じながら龍泉洞を過ぎ、右手に見えて来た昨年も走ったしもへいグリーンロードへ右折する。
しもへいグリーンロードに入って直ぐ、右・左・左・右・左・右・左と美味しいコーナーが続くのだが、何と我々の前には車が・・・。直線に出た私は車をパス、結構スピードが乗る上りのワィンディングロードを駆け上がってトンネルを抜け、その先の狭い道を慎重に走ってしもへいグリーンロードの核心部に入って行く。
私は今回も昨年同様しもへいグリーンロードで普代へ向かう事にしたのだが、昨年はグリーンロードの終点(普代の街の先)の国道45号に出て普代に戻るルートだった。しかし、今回は終点の少し手前の安家と普代を結ぶ道に右折し、普代に直接出るルートを使ってみる事にした。
私はその普代に出る道を1991年に一度だけ走った事が有り、当時は普代の少し手前まで大変な砂利道で苦労した思い出が有った。それから22年経ち今回私はそのルートを再び走ってみる事にしたのだが、走って見るとさすがに道は全線舗装に変わっておりました。
しかし、グリーンリードから右折して広かった(2車線)道幅も100m位で終了、道は直ぐに狭く曲がりくねった当時の道になって、普代まで結構時間が掛かり神経を使う走行が続いた。道は普代の街中の国道45号に出てそのまま国道を横断、普代駅、普代村役場前を通過して、我々は北山崎に向かう道にスムーズに出る事が出来た。この街中に出るルート、時間的にはグリーンロードを終点まで行って戻って来るのと大差は無いと思われるが、途中のリスクと楽しさから言ったら終点まで行くのが良いのかもしれませんね。
そして秋田を発って4時間半、我々は大震災の津波を防いだと言う大きな堤防のゲートを潜り太平洋に出る。漁港を通過し黒崎へ上る道に出ると、昨年も行われていたトンネルを抜けた橋の先で大震災の復旧工事が行われていて、今年も片側交互通行になっていた。
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ロックオン |
我々は片側交互通行の信号に暫く止められたのだが、その時我々の後ろにバイクグループが着いた事を私は知らなかった。信号がGOに変わって発進した私だったが、二車線に戻ってふとミラーを覗いた時、後ろのバイクの台数が増えていた事でそれを知る。崖を登り切って黒崎の入口を過ぎた頃、増えた台数が3台である事を確認した私は悩んでしまった。
1.このまま3台を引き連れて走るのか?
2.3台を前に出して様子を見るのか?
3.はたまたペースを上げて走るのか?
三者択一を迫られた私は、悩んだ末3番を選択するのだった。
1番では面白くないし、2番もしゃくだし、3番を選択してその後の展開を楽しむのも良いのかなと私は考えたのだが、当然この先に見通しが良い直線が有る事を知っての結論だった。ただ気がかりは私の後ろのRZとGSX−Rで、私が先に行った場合後ろの2台はパワー的に着いて来られないのは明らかで、そうなると後ろのグループの先頭(ハッキリは覚えていないがスピード系のリッターバイク ZZR1400?以下ZZR)がどう出るのか問題だった・・・?
そして我々は直線に出る。私はギヤを3こ落としてGSX−Rにフルスロットルを与えて加速、一段落着いたところでミララーを覗くと私の後ろにZZRが・・・イタッ!
しかし、北山崎の入口が真近に迫っていて、もうスロットルを開ける事は許されない私は徐々にスピードを落としていく。そして再びミラーを覗くとZZRの姿は消えており、ZZRは私以上にスピードを落として後続待ったようである。確認はしていないが、私をロックオンしたのは先頭のZZRだけのようで、向こうさんにも色々とご事情が有ったようである。
私も後続を待ち3台揃って北山崎入口の信号を左折、奥のパーキングにバイクを停めたのだが、少し遅れて後ろのグループも到着、我々から少し離れた所にバイクを止めるのでした。
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観光客 |

昨年は1台も止まっていなかった観光バスが 今年は2台
も停まっていて、中から観光客が降りて来ていた。
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毎年この時期に北山崎を訪れているFUNKYだが、大震災以降北山崎の観光客が激減しているのを感じていた。昨年の駐車場は観光バスの姿も無くガラガラで、観光客の数は片手で間に合うくらいの数でしたね。
しかし今回は観光バスが2台来ていて、観光客がぞろぞろと展望台に向かって歩いて行く姿が見られたから、あれから2年が経ち観光客も徐々にではあるが戻って来ているようである。
昨年は手持ち無沙汰に店員どうし話をしていたソフトクリーム屋さんのお嬢さん?も今年はしっかり仕事をしており、我々はお嬢さんに作ってもらった田野畑ソフト250円(ランク中の上)をナメナメしながら展望台に向かう。
展望台は偶々観光客が途切れ我々の貸し切り状態で、ジックリと北山崎の景観を楽しむ事ができました。

いつものソフトクリーム屋さんの窓には今話題?の
※あまちゃん のポスターが・・・。
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今日の北山崎は、綺麗に晴れていた訳でも無く、海霧の雲海が広がっていた訳でも無く、特に印象に残るものでは無かったが、切り立った断崖絶壁が太平洋に落ち込む景観は、見る物に相変わらずの迫力で迫ってきていましたね。
駐車場に戻ると例のグループがパーキングを出て行く姿が見られた。それを見て私が彼らと立場を逆にした第2ラウンドを期待しなかったと言えば嘘になるが、我々が出るのが暫く後になってしまった事から、彼らとの第2ラウンドは実現する事は有りませんでした。
我々はこれから田野畑の北川食堂に向かい昼食となるのだが、先ほどのグループも北川食堂に向かった可能性も有り、私はそうなったら彼らに話しかけてみようと考えておりました。しかし、彼らの姿は北川食堂にはありませんでしたね。
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北山崎の景色は薄く霞が掛って中途半端な感じ・・・?
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着々と・・・ |

以前、陸中海岸シーザイドラインが有料だった頃、
料金所が在った場所で後続を待つ。
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北山崎の駐車場を出た我々は、陸中海岸シーザイドラインのワィンディングロードを田野畑に向かって走り始める。私は例の3人グループの後姿を求めてペースを上げたのだが、結局彼らを見たのは明戸の橋の手前に止まった時で、彼らは川の対岸を走っていて直ぐに視界から消えて行きました。
もう3分早く出ていたらと後悔した私だが・・・残念です!?
陸中海岸シーザイドラインが有料道路だった頃に料金所が在った場所にバイクを停めた私は、周りの景色が昨年と少し変わっている事に気付く。
大震災で破壊された河口堰の横には堤防の復旧作業と思われる土が高く積み上げられていたし、橋を渡った先に何か施設(キャンプ場?)が出来ていたり、復興への工事は着々と進んではいるようである。
しかし、そのスピードが少し遅いようにも思うのだが、被災地ではお金だけでは無く人や機械が不足していると聞くから、それも致し方無い事なのかもしれません。
我々は、田野畑駅手前から右に入り崖を登るヘアーピンカーブを抜けて国道45号に出て左折、あまちゃんが採った?であろう生ウニを食べに北川食堂へと向かう。
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河口には新たな堤防工事が始まっていましたが、
※その横には無残に破壊された以前の堤防が・・・。 |
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