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 October 2016  Last Touring
 TOURING COURSE


< コース図 >   全走行距離400km



 2016シーズン最後のFUNKYツーリングの日がやって来た。朝目覚めると夜中に降った雨で路面は濡れていましたが、天気はマァマァで最後のツーリングを楽しめそうである。

 今回の参加台数は飛び入りの1台を含め4台、秋田市を出発した我々は先ずは出羽グリーンロードを走って南外の佐藤酒店を目指す。

 雨は降っていないが、気温は低くタイヤの温度も上がらないので無理をしないで走りを進めるが、いつもより出発時間が1時間以上遅い為、車が多くて気を使う走りが続く。

 国道105号南外の佐藤酒店に到着すると店の前の温度表示は5℃、この季節としては珍しくは無い気温(それでもいつもより1時間遅い事を考えると寒いか・・・)でしたが、この後も秋田県内は気温が上がらず結構寒い一日でしたね・・・。




                          路面は濡れてい寒い朝でした。




                              紅葉も里に下りて来ていました。




     羽後町 西馬音内 に今年出来た 道の駅 うご で初めて休憩を取る。建物が新しいと気持ち良いですね・・・。




                      こんな田舎でもハローウィンなんですよね・・・!?



 西馬音内から国道13号に出て高松から木地山経由で小安で休憩、国道398号で花山峠を越え宮城県花山に向かいます。




   須川からの県道と国道398号が交わるポイント。紅葉が盛りでしたが、栗駒山の上の方は灰色の世界でしたね・・・。




宮城県に入ると路面はドライに変わり気温も数℃高いように感じました。 宮城県は別世界でしたね。 湯浜温泉で温まります。



 県境を越え宮城県に入ると、空気が嘘のように暖かくなり路面もドライになって少し走りを楽しめたのですが、今回は久しぶりに国道398号の直ぐ下に在る湯浜温泉に入って体を温める事にしました。

 パーキングには車が結構停まっていて日帰り入浴のお客の車かと思ったら、日帰り入浴のお客は我々だけで、車は泊り客の物と思われます。




        温泉までは私の足でゆっくり歩いて行きは7〜8分(下り)、帰りは(登り)10分位ですかね・・・?




          以前来た時は無かった柵と門? 道も整備され坂には階段が設けられたいました。



 宿に下る道には以前は無かった階段が作られていて歩き易くなっていたり、温泉の敷地の入口には門?が造られていたり、湯浜温泉は色々と変わっておりました。




        長閑な風景が広がる最高のロケーションに建つ湯浜温泉  紅葉が最高に綺麗でした。




          玄関にお犬さんが居ないのは少しさびしいですが、お主人と奥様はお元気でした。



 以前来た(2013年)時は玄関に老犬がいたのですが、その後直ぐに亡くなったそうでその姿は無かったのですが、お主人も奥様もお元気でしたね・・・。

 私は入浴料500円を出したのですが、我々の格好を見たご主人がバイクで来た人は100円引きとの事で400円にしてくれました。

 ご主人もライダーだそうで(バイクはスクーター)、バイクで訪れたライダーを応援しようと割引を始めたそうです。以前来た時は無かったサービスですから、最近始めたサービスのようです。その他 道の駅 花山 で使える割引券も頂きまして、サービス満点の湯浜温泉でした。

 温泉に入ると体がジンジンして体が冷えている事を実感、ゆっくりと体を温めて私は温泉を出たのですが、ここの湯船は木製で肌触りが良く最高の温泉でした。




                    温泉から上がってリラックス、お茶を頂きました。




                        帰り道   途中に在る滝の周りも紅葉が綺麗でした。




                     急な坂はここだけ、この上にパーキングが有ります。



 湯浜温泉から花山までは紅葉シーズンとあって車が多く殆どが車の後ろでしたが、対向車線からは多くのバイク(宮城県ナンバー?)が来ていましたね・・・。

 花山のENEOSで久しぶりにお母さんとの会話を楽しみながら給油の予定だったのだが、珍しくお休みで給油出来ずそのまま座主橋を渡って直ぐ右折、国道108号の鬼首に出る為県道249号の森林科学館に向かう。

 森林科学館前に到着してみると県道249号ゲートが閉まっていて、国見峠方面は土砂崩れで通行止になっていた。ここが通れないとなると国道108号に出るには鳴子に回るしか無く、大分遠回りになるが致し方あるまい。

 実はここから鳴子に出る近道が有ったのだが、それを思い出したのは遠周りしてその近道の出口を通った時だった。 残念!!

 鳴子温泉手前の国道47号に出ると、道は車の大渋滞だった。後でGSで給油した時ハーレーに乗るライダーから聞いた話では、鳴子峡でイベント(紅葉祭り?)が有り渋滞しているようだった。

 私は左手が痛くてクラッチ操作に往生していたのだが、渋滞のSTOP&GOで左手が音を上げる。最初は車の後ろに着いて走っていたのですが、車が殆ど動いていない所ではワープする事にしました。

 何とかGSに辿り着いた我々は、給油を終え国道108号に向かおうとしたのだが、GSのスタッフが温泉街に道を通って旧道に入れば渋滞を避けられると教えてくれる。




                           国道47号は大渋滞中



 スタッフの言う旧道の意味を私は理解出来ていなかったのだが、温泉街の道を通って国道108号の橋に出るのは良いアドバイスで、我々は渋滞を避け108号に入る事が出来た。

 鳴子ダム沿いの国道108号を走って行くと、突然広い道に突き当たった。 この道は何・・・?

 私は思い出しました。6月のツーリングで鳴子のこけし資料館で休憩した時、近くの信号から山の方向に多くの車やバイクが走って行った事を・・・。

 GSのスタッフは新しいこの国道108号に対し以前からの国道108号を旧道と表現していたようである。新しい道が出来た事を知らなかった私は旧道の意味を理解出来なかったのだが、今地図を見ると新しい道の方が広くて曲がりも少なく走り易そうではある。

 鳴子から鬼首まで来ると急に気温が下がり寒くなって来た。鬼首トンネルを抜け秋田県に戻ると、路面は乾いていたがやはり寒い。

 我々は秋の宮のおそば屋さんで遅い昼食を取る事にしたのだが、ここで1台が離脱して3台となる。結果、男性1名、女性2名の状態なってしまったのだが、これはFUNKY史上初めて(男性より女性か多い状態)事態であった。

 女性が男性より多いツーリンググループは珍しいようで、おそば屋さんのスタッフさん(女性)の質問は女性陣に集中しておりましたね・・・。

 このおそば屋さん、以前立ち寄った時暫く(40分位)待たされたのだが、今回も丁度そばが切れ今そばを打っている所だそうで、出来るまで30分ほど掛ると言われてしまった。

 30分なら前回より大分早いので待つ事にしたのだが、このおそば屋さんと我々はタイミングが合わないようである。30分も待たずにおそばは運ばれて来て私はざるそばかき揚げを頂いたのですが、美味しいそばとかき揚げでした。

 お向かいにある食堂も身内が開いているお店だそうで、今度はそちらで食べてみようかな・・・・。




        キノコの価格は1パック(パック大きさはまちまち)500円が相場のようです。


 お向かいにはキノコを売るお店が有って我々はそこでキノコを買ったのだが、キノコは雪が降るまでのこれからが勝負だそうで、オジサンは張り切っておりました。

 今回買ったキノコは秋田市では売っていない種類のキノコ(名前は忘れた)で、調理方法を聞いて来て食べのだが、つるっとした食感で美味しいキノコでした。

 先週は青森の地元で採れたキノコを買って来たのだが、それも大変美味しかった。この季節、地元で採れたキノコをお土産に買って来るのに嵌りそうである。

 秋の宮から国道13号横堀に出た我々は、院内から再び108号に入り笹子を目指す。笹子の前には松の木トンネルが在るのだが、その前後は結構な高速ステージとなっていて私は走りを楽しむのだった。

 笹子から法体の滝へ向かう予定にしていたのだが、時間が遅くなったし寒いしそのまま国道108号を走って矢島に向かう。矢島から由利原高原に上り花立に出た我々は南由利原に向かったのだが、今日の由利原高原に我々以外バイクの姿は皆無で、この寒さでは当然ではあるが寂しい限りである。

 我々は南由利原のサイクルセンター前のバイクを停めたのだが、まだレストランは営業中だった。我々が出発する前にレストランスタッフは店仕舞を始めたのだが、この寒さでは今年の営業は今日で終わりかもしれません・・・?




        パーキングは車も含めガラガラでしたね・・・。  この寒さの中をバイクで走る馬鹿?はいないか・・・。



 我々はこれから仁賀保高原に上がる予定にしていたのたが、明るい内に秋田市に帰りたいので楽しみは来年に取って置く事にして、四角井戸溜池からコロニー入口に向かう。楽しく走ってコロニー入口にバイクを止めたのだが、後続が来なかった。

 この待つ時間が精神的に良くないのだが、明らかに何かが有った時間が経過し私はバイクの方向を変え引き返す・・・・!?

 少し走ると1台やって来て、首を横に振っている。その意味は分らなかったが、重大な事態ではない事は理解した。

 そしてまた少し走ると1台がヨタヨタしながらゆっくりと走って来た。すれ違った私はバイクの方向を変えて止まっていたバイクの後ろにGSX−Rを止めて何があったのかを聞く・・・?

 ハンドルがヨレヨレで走れないと言うのでフロントタイヤを見ると・・・空気が抜けてペッチャンコになっていた。これでは走れないのは当たり前だが、まだ何とか走れる程度のエアーは残っており、私は急いで高速の高架下に在る駐車スペースまで行く事にした。

 チューブレスタイヤの場合、何か刺さっても急激にエアーが抜ける事は少ないのだが、これだけ急にエアーが抜けたという事は刺さった物が抜けた可能性が高い。フロントタイヤがパンクするのは珍しく、よほどの強運がなければパンクしないのだが、R6は強運の持ち主のようである。

 何とか駐車スペースまで辿り着く事が出来、早速パンク修理に取り掛かる。パンク修理も久しぶりだったが、先日修理道具を点検しチップを確認しておいて本当に良かった。

 タイヤを回しながらパンク個所を探したのだが、タイヤに砂が付いておりその砂を手で擦って落としながら穴を探す。タイヤを半分位回したところで怪しい凹みを発見、唾を付けて確認すると・・・プゥーと膨らみました。

 そこへ挿入工具に挟んだコムチップを力任せにぶち込むのだが、これがなかなか入っていかない。穴をキリで大きくすれば入り易くなるのだが、そうするとエアーが漏れ易くなるのでバイクの薄いタイヤの場合は出来るだけキリを使わない方が良いと思います。

 チップを何とか挿入し、今度はエアーを空気入れで入れる。私は携帯用エアーボンベも持っているのだが、今回は携帯用空気ポンプを組み立てて入れる事にした。このポンプ、FUNKY創設時から使っている(つまり37年使用)金属製のポンプで、昔の物は長持ちしますね・・・!!

 ・・・と云っても実際に使用したのは年に1回有るかどうかですから、37年間でトータル20回は使っていないと思います。私がツーリングに出掛ける時このポンプは常に傍に有って、これまで何度助けられた事か・・・。北海道の砂利道を10km?近く走った先の川北温泉でFZR400RRがパンクした時など、このポンプが無かったらどうなっていただろう・・・?想像もしたくないです。

 また萩形ダムの奥の林道でセローがパンクした時も、このポンプが無かったら帰ってこれませんでしたね。




              私がバイクで出掛ける時、37年間常にこのポンプと一緒です。



 パンク修理に時間が掛り、本荘から先で雨に降られ雨具を着たりで、結局秋田市に帰って来たのはすっかり暗くなった午後6時になっておりましたが、今シーズン最後のFUNKYツーリングは無事終了しました。

 天候は寒くて大変でしたが、それはそれで思い出となりますから楽しいツーリングとなりました。

 今シーズンGSX−Rに乗るのはこれが最後となりましたが、来シーズンまたGSX−Rに乗れるかどうか不安(体力的にもバイク操作も)は有りますが、雪が解け春が来て2017シーズンのスタートが今から楽しみではあります。



                                                 平田隆太郎

by Ryuta  
2016  

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