コース

秋田⇒広域農道⇒五城目⇒国道285号⇒上小阿仁⇒阿仁前田⇒クマゲラライン⇒

太平湖⇒大葛⇒花輪⇒小坂⇒十和田樹海ライン⇒発荷峠⇒休屋⇒子ノ口⇒奥入瀬⇒

奥入瀬バイパス⇒滝ノ沢⇒国道454号⇒大鰐⇒国道7号⇒碇ヶ関⇒国道282号⇒坂梨峠⇒

小坂 昼食 ホルモン焼肉 幸楽 ⇒大湯⇒花輪⇒国道282号⇒安代⇒安比⇒松尾⇒

松川⇒八幡平樹海ライン⇒八幡平アスピーデライン⇒大深温泉 入浴⇒国道341号⇒

玉川ダム⇒田沢⇒角館⇒協和荒川⇒広域農道⇒岩見三内⇒宝川⇒

モト ワークス ヒラタ  走行距離 538km





今日は三台で走ります。


向かいに建設中のスーパーが形になって来ました。
9月中には開店する?




上小阿仁 道の駅 到着。

●空には秋の雲
朝起きて空を見上げると、高い所に秋雲が広がっていた。秋田の八月末はもう秋モードで、日中はともかく朝晩は結構冷え込んでくる。今日の降水確率は低く雨の心配は無さそうなのだが、朝の気温は低く(15℃以下)夏ウエアーの上にもう一枚着て行く必要が有りそうである。

首にバンダナを巻いて家を出た私は、軽トラの窓を開ける事無くの店に到着する。GSX−Rを外に出した私は、ライディングウエアーに着替え他のメンバーが到着するのを待った。

今日の参加車は、私のGSX−R1000 K5とFZR400RR−SP(以後FZR)とGSX−R750 K9(以後K9)の三台となっていたが、出発時間の六時になってもFZRがやって来なかった。

待つ事数分、遠くからFZRの音が聞こえて来て次第に近づいて来る。FZRも遅れているのが分かっているのだろう、結構な勢いで音が大きくなりFZRが到着した。AM6:10 三台揃ったところで秋田市を出発した我々は、先ずは上小阿仁の道の駅を目指す。

今日の午前中の予定は、国道285号から森吉の太平湖経由で鹿角市花輪に抜け、小坂町から十和田樹海ラインを上って発荷峠、休屋、奥入瀬、奥入瀬バイパス(撮影会)、大鰐、碇ヶ関、坂梨峠と走って小坂町で昼食(ホルモン幸楽)を取る事になっている。

秋田市金足黒川から広域農道を走って国道285号に出た我々は、上小阿仁の道の駅にバイクを停める。途中、五城目と上小阿仁を分けるトンネルを抜けると雲?が低く垂れ込め今にも雨が降り出しそうで私は少し焦ってしまったのだが、トンネルを抜けた南沢・沖田面地区は朝霧の常習地域である事を思い出した。

先程の雲?は朝霧だったと思われ雨の心配は無用のようだが、朝霧が発生するという事は朝の気温が下がった証拠で、季節は既にが秋に切り替わったようである。



●北海道からの宿題
休憩後、我々は上小阿仁〜阿仁前田間のSSに向かう。北海道から帰って初めてのSSとあって、私は北海道で問題となったGSX−Rのサスペンションを確かめながら慎重に走り始める。

北海道の三国峠で底突きするフロントサスに苦労した私は、イニシャルを1目盛り締め込み伸び側のダンパーを2ノッチ強くして走ったのだが、底突きは解消されたもののカチッとした所が無い走りが続いていた。

そこで今回それに加えてフロントサスの圧側ダンパーを2ノッチ強く、リヤダンパーを圧・伸び共に2ノッチ強くして来ていのだが、走った感じは概ね良好で車体の動きがフラットになって不安無くスロットルを開けられるようになった。もう少し詰は必要だが、セッティングの方向性は間違っていなかったようである。

阿仁前田で国道105号を横切った我々は、森吉ダムに向かう。久しぶりに見る森吉ダム本体は殆ど完成しているように私には見えたが、水はまだ貯められておらず完成にはもう少し時間が必要のようだ。

ダム湖(まだ水は無いが・・・)を跨ぐ長い橋を渡るとワインディングロードがスタートする。どちらかと言うとこのステージが好きではない私はFZRを前に出そうはと思ったのだが、複雑な要素が絡むこの区間は私が先頭で行く事にする。

FUNKYにはここくまげらエコーラインのスペシャリストがいて、いつもは彼に先頭をお任せするのだが、今回は参加していない為私が頑張ってみました。私の後ろにはピッタリFZRが張り付いて、彼には私が邪魔だったかもしれないが何事も経験ですのでご了承下さい。

森吉山荘前を通過、いよいよセンターラインの無い狭く曲りくねった道の始まりである。この曲りくねった狭い道は比内町大葛まで18km?位続くのだが、アップダウンと加減速を繰り返すこの道には砂が浮いていたり水が流れている所もあって、気を抜く事が出来まい非常に疲れる道である。




AM7:45 森吉 太平湖グリーンハウス前PA到着。


ここは深い山の中。
昔はオンロードバイクで来る事は
躊躇われた場所だった。












AM8:50 小坂町もGSに到着。



十和田樹海ラインの走り方を打ち合わせ中?

















AM9:20 十和田湖 溌荷峠到着。
今日は観光客多かった。


●道から学ぶ
この狭い道は走って楽しい道では決してないのだが、この道を走る事で色々な事を勉強出来る。ブレーキを掛けながら先を探って入るコーナーリング、路面の状況を確認しながらの加減速、バイクの左右への切り替えしの先行動作等ライダーは休む事は許されないが、それを低速で繰り返す事により対応の仕方を何回も勉強出来るのである。

我々は峠を一つ越えた所に在る太平湖グリーンハウス前のパーキングにバイクを停め休憩する。このパーキングの下に在る太平湖からは三階の滝が在る小又峡への観光船が出ていて、ここが奥森吉への基地になっている。

まだ八時前とあって我々以外に人はいなかったが、今日は森吉山麓の山々がよく見えていて我々は澄み切った朝の空気を吸いながら暫し安らぎの時を過ごす。もう1ヶ月も経てばここも真っ赤な紅葉に包まれ観光客でごった返す事になるのだが、今日は静かな時間の流れを楽しむ。

休憩を終えた我々は、グリーンハウス前を出発し狭くて曲りくねった長い長い大葛までの道に走り出す。我々は道から与えられた課題をクリアーしながら峠を越え無事大葛に到着、金山黒沢トンネルを抜けて鹿角市花輪に出る。

今回花輪の街は静かで渋滞も無く通過する事が出来たのだが、以前8月20日頃に通った時は花輪ばやしのお祭りに遭遇してしまい暫く足止めされた事があった。その時道が空くのを待ちながら見た花輪ばやしは、若者が元気良く太鼓や鐘を叩いていて見ていてとても清々しかった。

このお祭りには定年が有って、男性は厄年で表舞台から退くのだと言う。そんなところから若者のエレルギーを感じる祭りになっているのかもしれない。

国道282号に出た私は、昨年お世話になった病院を左手に見ながら昨年秋田市から迎えに来た車で通った毛馬内に出る錦木バイパスに向かう。FUNKYでは今まで交通量の少ない大湯ストーンサークル経由で小坂町に向かっていたのだが、今回錦木バイパスを使ってみる事にしたのだ。

田んぼの中を殆ど直線で走る錦木バイパスは、私の予想通り車の流れが良く我々を短い時間で毛馬内まで運んでくれた。このバイパスが出来る前の国道282号は両側に人家が迫る狭い二車線路であった為、FUNKYでは少し遠回りにはなるが大湯経由の道を使っていたのだ。



●小坂から十和田湖へ

目の無い犬Uは、辺りかまわずマーキング三昧。
私は中に入れませんでした。



2年前に居た目の無い犬T。


森吉太平湖周辺の曲りくねった
道を走ってお疲れ気味!?


毛馬内から小坂に到着した我々は、給油の為一年前撮影の時に立ち寄ったGSに入ってバイクを止める。

私のK5には190km弱走って11リットル近いガソリンが入り、燃費は17km/L位であった。スペシャルステージが少なかった割には燃費が良くなかったのは、森吉の曲りくねった道が影響しているようだ。

給油を終えた私は店内で休もうと思ったのだが、昨年も居た目の無い犬Uが入口でマーキング中で、ドアやら机の脚に小便を掛けまくりだった。

さすがの私も彼のテリトリーに進入する勇気は無く外で休む事にしたのだが、このGSに飼われる犬はどれも個性的なようである。

この犬の前(2007年)に居た目の無い犬Tは死んでいるかの様に寝ていてその存在すら分からなかったが、この犬の場合は自己主張が過ぎるようである。

これからの我々は十和田樹海ラインに向かうのだが、今回私は走行順を替えて走ってみる事にした。七滝前の滝の茶屋「孫左衞門」の先からフォーメーションを変更、FZRが先頭、K9が二番手、最後尾を私が走る事にする。

私の前を走るK9は、シーズン当初に比べ安定感もバンク角の増した走りでコーナーを抜けて行く。北海道を経験した事でスロットルの開け方もよりはワイドになったのだが、まだまだ経験を積む必要があるだろう。

シェルターの手前で私はK9の前に出てFZRを追い掛ける事にしたのだが、シェルター区間を過ぎてペースを上げてもFZRの姿は見えてこなかった。FZRは400ccとは言えコーナーリングスピードは高く、長い直線が少ないこの区間ではリッターバイクと遜色無い走りをする。

発荷峠手前の一時停止でFZRはバイクを降りて私を待っていた。樹海ラインを堪能したであろうFZRの顔からは笑みがこぼれていた?・・・ような気がします。


思い出多きパーキング。


発荷峠からの眺め!!
発荷峠のパーキングに到着してみると、昨年の撮影時とは違って今日の発荷峠には観光バスも停まっていて観光客で結構賑わっていた。

県外ナンバーのバイクも沢山停まっていて発荷峠からの景色を楽しんでいたが、私は今どきのツーリングライダーファションを垣間見てしまった。

ホンダのCB400 SUPER FOUR(結構新しいモデル)に乗るそのライダーは、上半身は長袖のウエアーをしっかり着ていたのだが、下半身は脛が出ている短いパンツで足元はスニーカー、頭はバイカーズ系半へルにサングラスといういかにも夏向き?のスタイルだった。

バイクは県外ナンバーだったから彼はあのスタイルでツーリング中と思われる。自分の脛にカナブン小石が当たった事を想像すると私は絶対あの格好では走れないのだが、彼からすればそん痛い事は起こり得ない事なんでしょうね!?





AM10:30 奥入瀬バイパス到着。







































































 AM11:30 道の駅 碇ヶ関 到着。


マルメロソフト 250円 美味しいです。

久しぶりの撮影会

FZR400RR−SP イィー音してました。



GSX−R750 K9も走りが様になってきました。

休憩を終えた我々は発荷峠を下り十和田湖畔に出て休屋に向かう。今日の十和田湖は波も無く穏やかな姿を見せていたが、青空が少ないせいか少し暗い表情をしていた。

休屋から宇樽部トンネルを抜け子の口に出た我々は、奥入瀬沿いの道を下って行く。今日の奥入瀬は観光客の車やバスが所々に止まっていたが、さすがに紅葉の季節程の混雑は無く、スムーズに走った我々は奥入瀬バイパスに入る。

今回我々はこの奥入瀬バイパスで写真を撮る予定にしていて、私は撮影場所を探しながらバイバスを上って行く。

奥入瀬バイパスは交通量が少なく、登り方向に追い越し車線が有って車に影響さない事からここで撮影する事にしたのだが、いざ撮影場所を探してみると適当な場所が見つからず、バイパス終点まで行ってしまった。

そこで私が最初に戻って撮影場所を決め待機、他の二人は下りながら撮影場所を確認し引き返して撮影を行う事になった。

そしてFZRから撮影が始まった。遥か下の方から微かにFZRの音が聞こえて来てそれが次第に近づいて来る。400ccとあってコーナー毎に行うギヤダウンとチェンジアップ時の回転を合わせる甲高い排気音が辺りに響き渡る。

排気音が近づいて来るのに合わせコーナーの先にカメラのレンズを向けて待っていると、来たのは車だった。一瞬緊張が途切れた私だったが、FZRの音は直ぐに追い掛けて来て私はカメラを構え直す。

そしてFZRが深いバンク角で飛び出して来る。FZRの動きに合わせてカメラを振りながら連写のシャッターボタンを押すと、FZRは前の車に追つきそうになってスピードダウン。追い越し車線を走っていれば全く問題なかったのだが、彼は外側の車線を走っていたのだ。

少し間が有ってGSX−R750 K9の音が聞こえて来る。750ccとあってFZRより少しだけ低いトーンで近づいて来たK9は、内側の車線を一瞬で走り去って行った。被写体が近くなった分カメラを振るスピードも速くなり、バイクをフレーム内に捉えられたか心配だったが、モニターで確認すると何とかフレーム内に納まっていた。

今回初めてのカメラを使用しての撮影であった為、段取りが悪く近づいて来るバイクの音に結構焦った撮影になってしまった。失敗を防ぐ為レンズを広角(35mm換算26mm)に設定しワイドに被写体を捉え被写体深度を大きくしてピンボケを防ぐようにして撮影を行ったが、次回はもう少し引いた絵で撮影したいと考えている。

撮影を終わった我々は、十和田湖の外輪山に沿って走る国道102号を滝ノ沢に向かって走り始めたのだが、これからがまた大変だった。この国道102号は森吉のクマゲラエコーラインに負けず劣らず曲りくねった道で、気の抜けるところが無い疲れる道なのだ。

私がこの道を走るのは本当に久しぶりで、前に走ったのは10年以上前の事だったと思う。少しは走り易くなっているかと期待していたのだが、以前と全く変わっておらず相変わらずの狭く曲りくねった道だった。



●モンキー軍団
滝ノ沢から黒石方向に下って行くと、ホンダのモンキー軍団とすれ違った。ハッキリ数えてはいなかったが6〜7台?のそのモンキー軍団にノーマル車は皆無で、サスからフレームからエンジンからキャブレターからホィールから思い思いの改造が施され結構金が掛かったモンキー軍団で、皆さん揃って十和田湖にツーリングに行くようであった。

最近モンキーに限らずスクーターやカブ等の原付でツーリングに出掛けている姿を良く見掛ける。原付二種ならまだしも50ccの白ナンバーが多いのに私は驚かされるのだが、ツーリングしているライダー達はどの様な思いでツーリングに出ているのだろうか。

最近の50cc(国産)は充分ツーリングに耐えうる耐久性はもっているから、整備さえシッカリしてあれば途中で壊れる事は無いと思うが、最高速度制限30km/hのバイクで車が60km/hで流れる道を走る事は結構辛いと私は思うのですだがどう何でしょう!?

もっとも、東京から札幌までカブで走ってしまうTV番組(水曜どうでしょう)が何回も全国で再放送されている訳だから、自分もカブに乗って旅してみたいと考える人間が出て来ても不思議ではないとは思いますけどね・・・。

50ccでのツーリングには50ccでしか体験出来ない事が沢山起こりますから、それはそれで良い思い出になると思いますが、いずれにしましても彼らには十分安全に注意されて旅を楽しんでもらいたいと思います。



●まだまだ続くワインディングロード!?
国道102号から国道7号の大鰐に出る山越えの国道454号は、一応センターラインは有るもののこれもまた息つく暇も無いほど曲がりくねった道で、大変疲れてしまいました。


これが250円で富良野で食べたソフトが300円。
碇ヶ関が安いのか富良野が高いのか・・・!?

国道7号に出た我々は、道の駅 碇ヶ関 で休憩を取る事にする。

私の中で 道の駅 碇ヶ関 と言えばマルメロソフトで、疲れた脳に糖分を補給し熱った体をクールダウンする必須アイテム?となっている。

最近ご当地ソフトクリームが大流行で、道の駅や観光地には必ずと言っていいほどご当地ソフトを売っている。

今まで何十種類ものご当地ソフトを食べてきた私だが、これはと思うソフトクリームにはなかなかお目に掛かれていない。

先月富良野で食べたソフトは300円もしたのに味は碇ヶ関のマルメロソフト250円の足元にも及ばなかった。値段と味に相関関係が無い所がソフトクリーム界の難しいところだ。

私の場合250円までならどんな味でも文句は言わない事にしている。しかし、300円で普通の味だと少しイラッとくるかな・・・!?

久しぶりに私の好きなソフトクリームを書いてみる。以前と変わっていないかもしれないが、秋田では角館安藤醸造で売っている醤油ソフト、その次が仁賀保高原の土田牧場のソフト、青森では 道の駅 碇ヶ関のマルメロソフト、北海道ではナイタイ高原のソフト、岩内 クレールチーズのソフト等である。

私の中の真のナンバーワン・ソフトは網走の民宿アニマの里の傍で売っていた牧場のソフトクリームなのだが、これはもう販売を止めてしまったから幻のソフトクリームとなっている。


自称日本一美味しいソフト
クレアートソフトクリーム 400円


旅先で出会ったソフトは出来るだけ食べるようにしている私だが、以前北海道の砂湯で売っていた 自称日本一美味しいソフト クレアートソフト 400円 を食べなかった事が心残りになっている。

私はその400円という価格に二の足を踏んでしまい食べなかったのだが、今から思えば食べられる時に食べておけば良かったと後悔している。

今度砂湯の前を通った時は、その日本一おいしいソフトなる物を是非食べてみたいと考えているのだが、このクレアートソフトのクレアートなるメーカーに私は思い当たる事があった。

以前(10年以上前?)国道39号の石北峠の上り口でアイスクリームを買った事があったのだが、そこがクレアート大雪工場であったようだ。あまりにも昔の事なのでその時のアイスの味は忘れてしまったが、クレアートのソフトクリームがどんな味なのか楽しみではある。

エネルギー補給を終えた我々は、究極の曲りくねったワインディングロード坂梨峠に向かう。

国道7号から国道282号に入った私は、徐々にペースを上げていく。古遠部温泉入口を過ぎてからがヘアーピンカーブを短い直線で繋いだ道が連続する坂梨峠の核心部で、私は一速ホールドで峠を登って行く。

私の後ろをFZRがピタリとマーク、少し離れてK9が続く。今日の坂梨峠は車が少なく(特に大型トラック)走り易かったが、どちらかと言うとこの峠を得意としない私はFZRのプレッシャーを背後に感じながらイッパイイッパイの走りだった。

それでも何とか無事に先頭の役割を果たす事が出来た私は、昼食を取る予定にしている小坂町に向かった。





PM0:15 小坂町 ホルモン焼肉 幸楽到着








芸人から役者・歌手まで色紙が
壁を埋め尽くしている。

















これから八幡平に向かいます。


ホルモン幸楽 小坂店

ホルモン・牛サガリ・焼肉の三種定食
これにコーヒーが付いて(ランチタイム)900円。


綺麗に全部食べてしまいました。
正午過ぎ、小坂の街に戻って来た我々は、ホルモン焼肉で有名な 幸楽 小坂店 前にバイクを停める。

我々がバイクを邪魔にならないように並べたり写真を撮っていたりしていたら、中から女将さんが我々の様子を見に出て来た。

女将さんは中になかなか入って来ない我々が気になったようなのだが、私が直ぐ行きますからと言うと中に戻って行った。

中に入って行くと女将さんに一番奥の席を指定された我々はそのテーブルに着く。私は初めてここを訪れたので何を注文するか迷っていたのだが、女将さんが声を掛けてくる。

女将さん 「何にする?」

私 「初めてなので一番美味しい物をお願いします。」

女将さん 「そうかい 初めてかい。」

女将さんは我々が初めてではないと思っていたようだ。

女将さん 「それなら三種定食?(多分そんなな名称)で良いかい。」

私 「それでお願いします。」

・・・と言ったものの、どんな物が出て来るのか分からず、私は少しドキドキしながら待っていた。

私、恥ずかしながらこの歳になるまでお店でホルモンなる物を食べた事がございませんでした。スーパー等で売っている袋に入った物は食した事はあったのですが、お店で食べるホルモンは初体験っだったのです。

そもそも何故今回幸楽さんを訪れたかと言うと、FUNKYでは小坂町で昼食となると小坂鉱業事務所内のあかしや亭が定番だったのですが、私の場合あかしや亭のメニューを食べ尽くした事もあって他の食事処を探したところ幸楽小坂店が目に留まったのです。

近くに在る唐楽館に公演に来る芸能人も多数立ち寄るという幸楽小坂店は、小坂店だけのオリジナルメニューも有るとの事で今回立ち寄る事にしたのである。

先ずコンロの上に四角い鉄の鍋(特製?)が置かれ火が着けられる。鉄鍋が暖まったとこでホルモン(豚の内臓に幸楽オリジナルの味付けをした物)と牛のサガリ(はらみ)と焼肉(何の肉かは不明)の三種の肉が運ばれて来て、ドバッと鍋の中に注ぎ込まれる。

その上に野菜(キャベツやモヤシ等)をのせ焼ける?(煮える?)のを待つ事になるのだが、それを待つ間に出て来たガッコ(キュウリとナスの漬物)が美味かった。たかがガッコと言うなかれ、美味しいガッコは下手な料理より人間を幸福にする力を持っているのだ。

女将さんに食べ頃を聞いていよいよ食べ始める。幸楽のホルモンは臭味もなくコリコリした食感で色々な味を楽しめて美味かった。三人分とはいえ鍋いっぱいのホルモンを食べ切れるか不安だった私だったが、途中に追加されたウドンを含め全てを平らげてしまいました。

ランチタイムはコーヒーも付くとの事で食後にコーヒーまで頂いて、一人前900円はリーズナブルなお値段だったと思います。頭にパーマロッドを巻いた女将さんのキャラクターも楽しかったし、皆さんも一度訪れてホルモンの味を確かめてみてはいかがでしょうか。

満腹になって外に出た我々は、岩手県の松尾八幡平に向かう。



PM2:25 松尾八幡平ビジターセンター到着




















●居眠り運転
小坂を出た我々は、国道282号から大湯の国道103号を横切り大湯ストーンサークル脇を通って花輪に向かい、花輪の街をバイパスして鹿角八幡平IC近くの国道282号に出る。

国道282号湯瀬温泉を通過した我々は県境を越え岩手県に入り安代に出る。その時の私はFZRのガソリンタンクの中が心配になっていた。私の予定でが松尾八幡平まで行って給油をする事を考えていて、そうすれば秋田まで無給油で行ける事は実績から分かっていた。

FZRのガソリンが心配になった私は、FZRにガソリンの事を聞いてみると予備のランプが点いていると言うではないか。安代から松尾八幡平までは30km程度だから予備の3リットル有れば間にあうとは思うのだが、リスクを回避する為安代で給油する事にする。

ガソリンを給油し再び走り始めた我々だったが、小坂でお腹を満たし安代でガソリンを満たしたFZRにヒタヒタと睡魔が忍び寄っていたようだ。私が前の車を追い越した時、昨晩からの寝不足?もあったのだろうFZRは一瞬意識を失っていたようで何のリアクションも取らなかった。

私が追い越しを終えミラーを覗き込んだ時、FZRはまだ車の後にいて私の頭に一瞬マークが出たのだが、私はスピードを抑えて後続が追い着いて来るのを待った。

FZRの様子を後から見ていたK9はFZRが追い越しをしなかった理由を直ぐに理解したようで、FZRが戻って来るのを待っっていたという。FZRは私が前にいない事で自分が一瞬意識を失っていた事を悟ったようだ。言う。

皆さんは車と違ってバイクで居眠り運転は起らないお考えかもしれないが、バイクでも居眠り運転は起きます。以前FUNKYでは居眠り運転でフロントホィールとフロントフォークを大破した事がありました。スピードが遅かった為(スピードが速い場合は眠る事は無い?)本人は無傷でしたが、その時のバイクも何故かFZR400RR(寝心地が良い?)でしたね。

今回は意識が途切れたのは一回だけだったようだが、それが二回目だったら即停止して10分でも20分でも寝る事をお勧めする。私の経験から言うと三回目は戻ってくる事なくそのまま行っちゃいますから心に命じておいて下さい。

居眠り運転を防止するにはツーリング前のコンディション作りが大切で、それは前日だけでなくツーリングの二日前から行うべきで充分に睡眠を取る事が肝要である。

安比で国道282号と別れ、安比スキー場から松尾八幡平に抜ける道に入る。この道は走り易い二車線路で、我々は快適に走って松尾八幡平ビジターセンターのパーキングにバイクを停める。


●八幡平樹海ラインへ

八幡平樹海ラインに向けて気合を入れる?

我々はこれから八幡平樹海ラインを走って八幡平アスピーデラインに出た後、秋田県に入り大深温泉で温泉に入る予定にしている。

八幡平樹海ラインは前回のツーリングでも走っており、まだその記憶が残っていると思われる事から、今回先頭はFZRにお願いして私はK9の先導役に回る事にした。

八幡平樹海ラインはトリッキーなコーナーが多く注意する箇所が多い道で、今回八幡平樹海ラインの経験が浅いK9を先導して、注意箇所を頭に入れながら走ってもらう事にしたのだ。

ビジターセンターで休憩を取った我々は、松川温泉を経由して八幡平樹海ラインに入る。今日の樹海ラインは車も少なく路面状態も良い状態で走行する上では問題は無さそうだ。

私がFZRを前に出しK9の前に着くとFZRは甲高い排気音を残してコーナーに消えて行く。私はK9との間隔を一定に保って樹海ラインを上って行く。私にしてはゆっくりとしたペースだったが、後からK9に聞いたところによると今まで最も短く感じた八幡平樹海ラインであったらしい。

八幡平樹海ラインを走り切った我々は、秋田県に入り八幡平アスピーデラインを下って行く。県境から大深温泉(蒸の湯温泉)まではヘアーピンカーブが連続する道で、ヘアーピンカーブの走り方がまだ安定しないK9は苦労したようだ。

下りのペアーピンカーブの走り方で苦労するライダーは多いと思うが、基本的な走り方としてはコーナー手前で十分に減速し、スロットルを当ててコーナーに進入するのが基本で、コーナーの中までブレーキを引き摺った走りではバイクが曲がって行かず、ハンドルをこじって曲がる事になり苦労する。

蒸の湯温泉を見下ろすパーキングの道路左側に大深温泉入口が有って、我々はその急坂を慎重に下ってパーキングにバイクを停めた。





PM3:30八?幡平 大深温泉到着


ここで料金を払います。


水冷式 冷蔵庫



●大深温泉

浴場棟


入 口


脱衣所


浴 場
(以前に撮影した写真ですが今も変わっていません。)



左が自炊棟 中央は宿泊棟

大深温泉は私の大好きな温泉の一つだが、私がここを訪れるのは四年ぶりだった。

大深温泉は自炊の宿である為観光客が少なくゆっくりと楽しめる温泉で、硫黄系の白濁したお湯は温度を下げる為に加水しており硫黄の匂いもくどくなくサラッとした触感になっている。

湯船も私が好きな木製の肌触りの良いもので、気を使わず入れる所が私が好きな要因にもなっている。

早速我々は管理棟に行き入浴料450円(前回から50円値上がり)を支払い浴場棟に向かう。

男湯には先客が一名いらっしゃったが、我々はゆっくりと温泉を楽しみそして疲れをとって気持ちをりフレッシュする。

温泉から上がって汗ばんだ体を冷やす為通常は私はアイスクリーム(糖分補給も兼ねて)を食べるのだが、ここにはアイスクリームどころか清涼飲料の自販機も無い。

我々は飲み物を売っている管理棟に行き、管理のおじさんに置いている飲み物の種類を聞く。するとオジサンは後の棚を指差しながら、缶コーヒーとバヤリースオレンジとお茶?の三種類がある事を教えてくれる。

私はコーヒーにするかバヤリースオレンジにすかで迷ったのだが、最近とんと飲んだ事が無かったバヤリースを注文する。すると横に座っていたもう一人のおじさんが立ち上がり、外に出て行った。

少しして、そのおじさんが水に濡れたバヤリースオレンジ250ml缶を持って戻って来た。

「そうなんです。」

ここでは飲み物を冷やすのは冷蔵庫ではなく、玄関先の蛇口から出た水で冷やしているのです。

そして久しぶりに飲んだバヤリースオレンジは冷えていて大変美味しかった。それは今では少なくなったこってりとした甘さのオレンジジュース(果汁20%?)で懐かしい味でした。

十分に休憩を取った我々は、アスピーデラインを国道341号に向って下って行く。今日のアスピーデラインは走っている車も少なく快適に走る事が出来た。

私は大沼から国道341号に出るまでの道が結構好きで、深い森の中を走る変化に富ん道はライダーにいろんな事を要求してくるのだが、私はそれに応えながら緑のトンネルの中を走り抜けるのが爽快で楽しいのだ。

国道341号に出た我々は、今日の最終SSステージ 八幡平〜田沢間 に走り出す。


PM5:40 角館到着








●久しぶりの満足感
国道341号に入った私は徐々にペースを上げる。八幡平〜田沢間は私の好きな区間の一つだったが、私は昨年の事故以来この区間を心から楽しんだ走りが出来ておらず、今回こそ楽しもうとモチベーションを上げて走る。


秋田に帰って来た時のリヤタイヤ
POWER ONE


この区間を走るのは約二ヶ月前の4th.ツーリング以来でその時はそこそこに楽しんだのだが、今日のロードコンディションは車もそんなに多くなく路面も綺麗で楽しむ条件は整っていた。

今日のGSX−R K5の装着タイヤは前後POWER ONEで、磨耗が進んでバイクの立ちが強くなってはいたが、グリップ感が有り安心してスロットルを開けていく事が出来ていた。

宝仙湖沿いの高速ステージではブレーキングが決まるかどうかが問題になるのだが、今回GSX−Rのサスセッティングを変えて来たのが功を奏し不安なくブレーキを掛ける事が出来た。

気持ち良い楽しい走りをする為にはブレーキが決まる事が重要で、止まれる安心感が楽しい走りを生むのである。

私が車に追い着いた時、ミラーを覗くとFZRが近づいて来るのが見えた。FZRの直線加速はGSX−Rには及ばないもののコーナーリングスピードは変わず、GSX−Rが少しでもペースを落とせば直ぐに追い着いて来ていた。

久しぶりに納得した走り(速さとは無関係)をした私は、茶たての清水にバイクを止めK9を待った後角館に向かう。

角館のいつものドライブインで休憩を取った後、我々は夕闇迫る角館を発って秋田市を目指す。国道46号協和荒川から広域農道に入った時、我々の前を二台の車が走っていた。私が前を走っていた二台の車を追い越そうとした時、我々の前を走っていた小ベンツ(1990年代のEクラス?)が前の車に追い越しを掛けた。



●また地雷を踏んじゃった?
小ベンツが追い越しを終えるのを待って私は小ベンツの前に出たのだが、話はそれで終わらなかったようだ。これから先の話は後の二人から聞いた話なのだが、私が小ベンツを追い越した時小ベンツの地雷を踏んでしまったようで小ベンツは猛然と私を追い掛け始めたらしいのだ。

小ベンツが猛然とダッシュした為、私の後ろの二台は小ベンツを追い越す事が出来ず暫く小ベンツの後を走る事になったらしい。それは先日のプチ北海道のスーパーKを彷彿させる走りだったようで、暫く二人は小ベンツに手を出せない状態であった言う。

小ベンツが頑張って私を追い掛けても追い着く筈もないのだが、彼はその持てる力を全て発揮して追い掛けたらしい。しかし、私が彼の視界から消えて行った時、彼の心は折れスローダウンしたようだ。

そんな事になっているとは知らなかった私は、後続が来るのを待ちながらマイペースで秋田市を目指していた。岩見三内まで来ると日も落ちてライトの灯りがシッカリ見えるようになり、我々は車の流れに乗って秋田市に無事到着する。

安代で給油した事でFZRのガソリンが気になっていた私だったが、何とか持ったようだ。秋田市に到着しGSに直行したFZRの話によると、タンクにはまだ1リットルのガソリンが残っていたようで、今度安代で給油してもFZRのガソリンを心配しなくてもよいようである。


M6:40 無事帰還
本日の走行距離 538kmでした。

●自信を取り戻した今日の走り
プチ北海道から帰って来て6週間ぶりに走った今回のツーリングは、北海道で課題になっていたサスセッティングも良い方向(もう少し詰が必要だが)に進んだし、ブレーキの感覚も良い時の感じが戻って来て楽しく走る事が出来た。

9月にはまた北海道に行く予定にしているので、北海道での走りが今から楽しみなのだが、帰って来てから書くレポートの事を考えると気が重い今日この頃である。

今回参加した二人のメンバーは、前回のツーリングでステップアップしたものがより確実のものになったようだが、今後もステップアップをイメージしながら大いにバイクを楽しんでもらいたいと思います。


                       


                                        Ryuta

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