2011 FUNKY プチ北海道 初日 2日目 3日目 4日目 5日目 最終日

















芽登温泉の朝




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 北海道最終日、私は一番に起きて(6時前)温泉に行ったのだが、誰もいないと思った露天風呂に人がいた。私と同じく早起き(年齢の関係?)の方はいらっしゃるようで、露天風呂で川の流れる音を聞きながら温泉を楽しんでおられました。

 私もそのお仲間に入れてもらったのですが、早朝の露天風呂は空気がキリッとしていて気持ちが良かったです。

 温泉から上がった後私は外に出た見たのだが、ここは深い森に囲まれた川の畔に在って、本当に大自然の真っ只中という感じでした。

 しかし、そういう目でこの温泉を見ると、敷地の入口に立つ電柱の存在が雰囲気を壊しているように見えてしまいましたね。

3キロの砂利道を走った先に突然現れる芽登温泉
※深い森のトンネルを抜けると・・・。
 


芽登温泉の朝食



 芽登温泉の朝食は塩鮭や温泉卵等が並ぶこの手の宿の定番の物で、美味しくいただきました。芽登温泉では朝無料のコーヒーが出されていて、我々もソファーに腰を下ろしコーヒーを頂きながら新聞に目を通したりしてリラックスした時間を過ごす。

 支度を整えた我々は8時過ぎに芽登温泉を出発、また3kmの砂利道を走って道道88号に向かう。K9も砂利道に少し慣れたようで、最高速度を10km/h程引き上げて走行したようでしたが、私から大分遅れて道道88号に到着となりました。

 我々は昨日走った峠のパーキングを目指して走り始めたのだが、昨日の練習の効果が有ってかコーナーに入る前のステップの踏み替え、体のポジションの取り方など、K9の走りが大分アグレッシブになっていましたね。



朝一でやっちゃいました

 芽登温泉入口から峠のパーキングまでは19kmの距離が有って、峠からガソリンスタンドが在る芽登までは30km以上の距離有るのだが、我々のガソリンタンクの中には芽登温泉からGSへ直行すだけのガソリンしか残っていない筈だった。

 それは昨日、峠のパーキングまで往復する時、GSまで行けるガソリンを計算してギリギリまで走っっていた為で、道道88号から芽登温泉に向かう時点で全員燃料警告灯が点滅している状態だった。私のGSX−Rは残り4Lで燃料警告が点滅を始め、K9 残3.5L?、10R 残3L?で点灯するのだが、燃費を15km/Lと計算すると点滅してから走れる距離は50kmも無い事になる。

 芽登温泉往復で6km、峠まで19km、峠からスタンドまで30kmとすると、警告灯が点灯している状態から55km以上走らなければならない計算になり、ガス欠しない為には19km/L以上の燃費が必要となる。

 私は1Lの余裕が有るから燃費を気にせずにガンガン行っても全く問題無かったのだが、他の2台が問題だった。峠のパーキングに到着した時点で、10Rはタンクのキャップを開けて中を覗き込んだりゆすったりしたが、残っているガソリンが少ない事だけは分かったようだ。

 我々は峠を発ってGSに向かって走り始めたのだが、10Rはこれまでの経験からいつもの調子で走ればガス欠する事は分かっていたようでゆっくりとしたペースで走っていた。しかし、私はそんなん事を忘れて10Rを誘ってペースを上げて走ってしまうのだが、最初は私に付き合って走っていた10Rはこのままのペースで走り続ければガス欠すると考えたのだろう、私から離れペースを落として走り始める。

 芽登温泉入口まで戻った所で我々は3台揃って省燃費走行でGSを目指したのだが、とうとうその時がきてしまった。



GSの手前5kmの橋上で止まりました。

 10Rがミラーの中で次第に小さくなり停止したのが見えたのは、GSの5km手前の橋の上だった。もう300ccのガソリンが残っていればGSに辿り着けた計算になるが、致し方あるまい。

 帰り道で私が走りに誘わなければ10Rのガソリンが持ったかどうかは微妙なところだが、どうせガス欠するのならそれまでガンガン行くのも一つの方法だったかもしれません。

私は10Rをその場に残しK9と共にガソリンを入手する為GSに向かったのだが、GSに到着した時後ろにいる筈のK9の姿が無かった。少ししてK9はやって来たのだが、途中エンジンが息つきし始め遅れてしまったようで、K9もまたガス欠寸前だったようである。


菅原商店 芽登サービスステーション
今回は忙しくて写真を撮りませんでいたので、
2005年に給油した時の写真を載せときます。

 私は給油スタンドの前にバイクを止めたのだが、誰も出て来なかった。このGSは隣の菅原商店が経営しているGSで、給油スタッフが事務所に居ない事が多く、私は隣のお店に人を呼びに行く。

 菅原商店は入口のドアが開くとチャイムが鳴るシステムになっていて、暫くして店の奥からお母さん(私と同年代?)が出て来た。ガソリンを給油したい旨を伝えると、お母さんは手に軍手を嵌めて給油体制に入る。

 お母さんは手慣れた感じで我々に給油してくれたのだが、このお母さんが意外(失礼)とコンプライアンスをしっかり守る方で有る事を後に知る事になる。

 私は仲間が途中でガス欠したので、ドクター中松発明のプクプクポンプが有ったら貸して欲しいとお母さんに頼んだのだが、お母さんは何処かに有る筈だと家に探しに行ったのだが、見付けられずに戻って来た。

 菅原商店さんは、食料品から雑貨まで幅広い品揃えのお店で、私はポンプを売って欲しいと云ったのだが、季節がらポンプは店頭に有りませんでした。困った私はペットボトルにでもガソリンを分けてくれと言ったのだが、ペットボトルにガソリンを販売する事は禁止されているとキッパリと断られる。



ガソリン到着

 多分お母さんは危険物取扱いの免許をお持ちと思われ、その対応は法律に則った正しい対応であると私は思いましたが、緊急事態なので 「そこを何とか・・・。」 と頼み込んだのだが駄目でした。

 お母さんは他に方法が無いか息子さん?(以前給油してもらった事が有る?)に電話で相談してくれて、我々は最終的にはお母さんに御迷惑の掛けない形でガソリンを入手、それを持って私は10Rのもとに走ったのでした。

 私とお母さんとすったもんだしている間に10Rから電話が入っていたそうで、それはバイクを止めている近くの藪でガサガサ音がすると恐怖に駆られた電話だったらしい。

 10R
はその音が羆の音だと思ったようで焦ったらしいのですが、確かに現場に行ってみると羆が出てもおかしくは無い状況には有りましたが、多分それは鹿の可能性が高いと私は思います。

 1リットル少々のガソリンで復活したZX−10Rは、菅原商店に行きガソリンタンクを満タンにする。3台揃ったところで、我々は芽登から清水谷経由で糠平に出て然別湖に向かった。



今日は真夏日 熱い走りを・・・


然別湖到着


フロントカウルは虫だらけ
※ 拡大

 幌鹿峠のワインディングを走った我々は、然別湖に出て然別湖畔温泉にバイクを止め休憩する。今日はウィークデイとあって観光客も車の数も少なくゆっくりと休憩を取った我々は、白樺峠を越え十勝平野を左に見ながら鹿追に下って行く。

 自衛隊鹿追駐屯地手前の信号を右折した我々は、屈足の道道718号に出て左折する。この道を右折するとトムラウシ温泉に向かうのだが、我々は南下して屈足30号のバス停の所を右折して狩勝峠に向かう。

 狩勝峠のサホロモータースポーツランド横に出た我々は一旦帯広方面に下り、下のパーキングでUターンして今度は狩勝峠を目指して上って行く。

 深いバンク角を体験して狩勝峠を越えた我々は、JR根室本線落合駅手前から道道1117号に入りトマムに向かう。トマムにはアルファリゾートトマムが有って食事も出来る事を思い出した私は、アルファリゾートトマムに昼食を食べに向かう。

 私がアルファリゾートに立ち寄るのは10年ぶりで、その時はバブル崩壊の影響からか建物のメンテナンスもままならず寂れた感じだったのだが、今回訪れて見ると建物はカラフルになっているし全体的に明るい雰囲気になっていて、以前より活気が有りましたね。




カラフルになったツインタワー。
※以前のタワーは地味でしたね。



 私は以前ツインタワーホテル内で昼食を食べたのだが、今も食べられるのか確認に行くと、入口にいた男性スタッフさんの話によると食事処が開くのは11時半からで、まだ20分以上時間が有った。

 ここでただ20分も待っているのも何なので、私はアルファリゾートでの昼食を諦め占冠に向かう事にした。今日の道道136号は交通量が少なく走り易く、我々はストレス無く走って占冠の道の駅にバイクを止める。

 道の駅は相変わらずの賑わいだったが、来年?には高速道の占冠IC紅葉山IC間が開通するそうだから、この賑わいも今の内で来年には以前の静かな道の駅に戻る事になるでしょうね。

 占冠は暑く建物の中にいても汗が出てきて私は思わずソフトクリームを買ってしまったのだが、ここのソフトは普通のソフトクリームでした。

 時間は12時を回ったところで、我々はここで昼食を食べる事にした。この道の駅にはレストランと云うよりは食堂と云った方が似合う食事処が有って、我々はそこで初めて食事をしたのだが、今何を食べたかを思い出せない(カツ丼?)ほど印象の薄い食事でした・・・。

 我々のこれからの課題は、これから先の予定をどうするかだった。予定では久しぶりに麓郷を回って北の国から巡り(初放送から30周年らしい)をしてから富良野に出る予定にしていたのだが、朝方時間をロスした事も有って麓郷に寄る時間は無さそうだし、この暑さでは観光見物もままならないだろう。

 そうなると富良野に行っても北時計でお茶する位しか楽しみは無く、また最後のお楽しみ桂沢ダム〜夕張間も昨年と同じ状況(工事のダンプが沢山走っている)と考えれば、北海道4日目でそろそろ電池が切れ加減の私のモチベーションは上がらなかった。

 それにこの暑さだ。暑さの中をダラダラと走るのは楽しく無いと云うより苦痛で、私は温泉にでも入ってフェリーの時間までゆっくりしたい気分になっていたのだが、それは年寄りの考える事で若者達?は走る事に熱く燃えており、予定通り富良野・三階滝・桂沢経由で苫小牧東港フェリーターミナルに向かう事に致しました。

 占冠の道の駅を発った我々は、先ほど走って来た国道237号を金山に向かって走り出す。金山トンネルを抜け勇払郡から空知郡に入った我々は、金山の街を抜け下金山駅の近くに差し掛かる。この下金山付近は、昨年も白黒パンダさんのお世話になっている人を見掛けたが、今年もまた白黒パンダさんは大活躍でした。

 街中の速度制限が低くなっている関係からどうなのかは分からないが、この近辺は白黒パンダさんの常駐場所になっているようですので、皆さん制限速度を守って安全運転に努めましょう。

 

富良野も時代の流れ・・・

 国道38号に出た我々は左折して富良野方面に向かい、山部で国道と離れ道道で富良野北峰に向かう。私は北峰に在る北時計でお茶でもと考えていたのだが、行ってみると休みだった。北の国からの舞台にもなった北時計が閉店(オーナーの今野照子さんが昨年末に体調を壊されたらしい?)した事は知っていたが、期間限定(7月〜10月)で復活するとの記事を読んで今回立ち寄リ事にしたのだった。


前オーナーさん
(2006年9月撮影)

 入口を車で塞ぎ休業?と書かれた紙が貼ってあり、多分昨日は営業(休日)していと思われるが、今日(平日)はお客さんが少ないのでお休みと言う事でしょうか。

 北時計の建物は富良野市に寄贈されたようで、有志が市から委託を受けて期間限定で営業しているようである。それにしても、ラベンダーの季節だと言うのに富良野の観光客の数が少ないように感じた。

 アルファリゾートトマムで話した男性スタッフは、我々が富良野に行くと話したらファーム富田の周辺は車が渋滞して大変だよ(昨日の休日の話)と話してくれたのだが、我々はラベンダー見物には行かないから大丈夫と答えた私だった。

 ファーム富田付近が大渋滞する位ならこの辺にも観光客の姿が有ってもおかしくは無いのだが、北峰周辺に観光客らしき姿は殆ど見られませんでした。それは今日がウィークデイだからだとは思いますが、それにしても以前よく見かけた中国人観光客の姿を見ないのは、福島原発事故の関係からなのでしょうかね?

 幌加温泉もそうですが、私の思い出多きお店が閉店していくのは何とも寂しい限りである。前オーナーさんが北時計を開店したのは、北の国からが始まった時と同じく30年位前だったようですが、人生において30年は一つの区切りで色々な事が変わる時間なのかもしれませんね。

 FUNKY北海道も今年で28年目を迎えるが、30年が区切りになる可能性は大かもしれません?

 北時計の前を立ち去った我々は、国道に出たところに在るGSで北海道最後の給油を行うと共に汚れたバイクを綺麗に洗車する事にした。我々が洗車しているのを見ていたGSのスタッフ(50歳代?)が、

 「どうせまた汚れるんでないかい?」 みたいな事を言って来る。

この天気では今日これから雨は降りそうもないし、後は苫小牧東港フェリー乗り場に行くだけだから、

 「バイクはもう汚れません。」 

と私は心の中で言っていたのだが、その1時間後私はスタッフさんのお言葉が正しかった事を思い知らされる事になるのである。

 洗車を終えた我々は、綺麗になったバイクに乗って気分良く最後のスペシャルステージ桂沢ダムに向かう。


三階滝も久しぶり


ここに止まったのは久しぶり。


水道が無い為に作られた手洗いシステム

右奥のレバーを動かし汲み上げた水を上のタンクに送り、、
蛇口を押し上げると水が出るシステム。
※このタンクに水を組み上げて為ておく。

 今日の島ノ下(国道38号)から国道452号に出る道道135号は、ウィークディの為か車が少なく走り易かったが、今日は何故か(感?)車の後ろを走ってましたね。

 国道452号に出て左折、三笠方面に走ると三階滝公園駐車場が見えて来る。ここの駐車場は混雑している事が多く(休日)我々は素通りする事が多いのだが、今回は空いていたので休憩する事にした。

 ここの公園にはトイレが有るのだが、水道がきていない為手動の手洗いシステムが設備されている。手動ポンプで水を頭上のタンクに汲み上げその水で手を洗うのだが、手を洗う分以上の水をく汲み上げないと水が出なくなってしまうのが難点だ。

 夏場は手を洗うのにも汗をかいてしまう、ダイエット向きの設備でした。

 我々は三階滝を見下ろす東屋で暫く休憩を取る事にした。滝からの風が気持ち良かったのだが、我々に長居する時間は無く脱いだレザースーツに再び腕を通し、バイクに跨り桂沢ダムに向かう。




 

桂沢ダム〜大夕張ダム間・・・

 三笠方向に向かう車の列と別れた我々は橋を渡っていつものパーキング前を通過するが、そこにはウィークデイの為か車もバイクも止まっていなかった。我々は、三笠市と夕張市の境のトンネルまで走りを楽しんだのだが、私は今回もコーナー途中の凹みにフロントタイヤを落とし怖い思いをしてしまった。

 いつもの事なので今回私はラインを変えて凹みに十分注意しながら走ったのだが、どうも凹みは2カ所有るようで1個の凹みを避けて安心して走っていたら、その先の凹みに嵌ってフロントタイヤが飛んでしまった。その穴の位置は私の走行ラインどフィットしているようで、落ちない人は落ちないのに私は必ず落ちますね?

 トンネルを抜け大夕張ダムに向かって下って行くと、昨年と同様に夕張シューパロダム工事の車両(岩を積んだダンプトラック)が沢山走っていた。ここまでは予想していた事なので問題無かったのだが、何故か途中から道路が濡れて来てしまった。

 最初は雨上がりなのかと思ったが、空は晴天でどう見てもこの区間だけ濡れているのはおかしかった。考えられるのはダンプロラックが舞い上げる土埃を防止する為に水を撒いた事で、道路は濡れた泥道になっていて我々の綺麗に洗車したバイクは、あっという間に泥まみれになってしまうのでした。

 こうなる事が分かっていたら、GSのスタッフの言うとおり洗車しなければ良かったと思ったのだが、それは後の祭りでございました。

 大夕張ダムまでをダンプの後ろで過ごした我々は、泥道ともおさらばして清水沢、紅葉山と走って国道274号に出て左折、ゆっくりと加速して穂別に向かう。この先で高い確率で行われているネズミ取りは、今日は行われていませんでした。現在工事中の高速道が繋がればこの道を走る車が少なくなる事は確実で、ここで行われているネズミ捕りも様変わりするんでしょうね?



温泉と郵便局のハイブリッド

 我々はフェリー時間の調整をいつも鵡川の四季の館で行っていたのだが、今回は国道274号と道道74号が交わった所に在る 樹海温泉 はくあ で行う事にした。この温泉は、昨年ポレポーレに泊った時に訪れていた温泉で、勝手が分かっているので休憩する事にしたのだが、行ってみると入口が郵便局になっていた。



玄関に風除室が設けられ、一見郵便局の入口になった
樹海温泉 はくあ


 私は温泉が無くなったのかと心配したが、温泉は以前と変わっておらず安心する。郵便局のオジサン(局長さん?)の話によると、昨年の暮れにここに入ったそうで、確かに単独の建物で営業するより維持管理費を節約出来る良い方法だと私は思います。

 中に入ると右側に郵便局のカウンターが有って、そこでは普通に郵便業務を行っているようですので、お金を下ろしたりすのには便利かもしれません。

 我々は温泉に入って旅の埃と汗を落としたのだが、前回来た時と何か違うと思ったら、男湯と女湯が入れ替わっていたようだ。それはどこの温泉施設で行われている事なのだが、造りは全く同じで線対称で配置が違うと、記憶が混乱して違和感を感じてしまうようです。


北海道とお別れの時


昨年も立ち寄った宝龍ラーメン

 リフレッシュした我々は はくあ を出発、走り慣れた道を通って穂別ポレポーレの前を通過し鵡川に向かう。我々はいつも夕食を食べてからフェリーに乗るのが基本で、今回も昨年立ち寄った道道74号が国道235号に交わった所のローソン隣奥に在る、宝龍ラーメンで夕食を取る事にした。

 ここのラーメンは普通に美味しいラーメン(昨年は味噌を食べた)で今年も食べる事にしたのだが、今年食べた醤油ラーメンはスープの色が味噌風で味も醤油ぽっく無くハッキリしない味だった。昨年食べた味噌がお勧めかな?


チーズラーメン味噌


 この店には色々な物とラーメンを組み合わせるシステムが有って、K9はその中からチーズと味噌の組み合わせをチョイスしたのだが、食後の感想を聞いてみると

 「味噌ラーメンにチーズが入っているラーメン」  だと言う。

それは見れは分かるから味はどうなのかと聞いたら、バターラーメンと違ってチーズは解けてラーメンと混じり合い独自の味を作り出す事は無いから、味噌ラーメンを食べて生温かいチーズを食べただけの事だったようである。


今回はアメリカンバイクが多かったですね。

 食事を終えた我々は、苫小牧東港のフェリー乗り場に向かう。我々がフェリー乗り場に到着すると既に多くのバイクが列を作って乗船を待っていた。秋田行きと新潟行きの列が有って我々は秋田行きの列に並んだのだが、やはりに新潟行きの方の列が長く秋田行きはマイノリティグループで有るようだ。

 秋田行きの列には3台のハンドルエンドから長い房が垂れ下がったぶら下がりハンドルに跨る3名の女性ライダーの姿も見えたし、隣の新潟行きの列にはCB1300Fインテグラ?に両踵を地面にピッタリ着けて跨る女性や、ホンダのアメリカンバイクに跨るマッチョな男性と思ったら恰幅の良い女性だったり、北海道ツーリングにも女性の進出が顕著のようである。

 我々はターミナルビルに行って乗船券を購入したりお土産を買ったりして乗船時間まで時間を過ごす。6:50頃?にバイクの乗船が始まり、我々は北海道の大地に別れを告げフェリーに乗船したのだが、乗船してバイクを止める時いつもフェリーのスタッフと一悶着有るK9は、今回自分の意見を通して無事?指定の場所にバイクを止められたようである。

 フェリーのスタッフはバイクの特性を知ら無い人が多く、到底曲がれない角度で止める場所を指定して来る事が多々有って、特にハンドル切れ角の少ないSS系バイクに乗る我々はよくその餌食になる。曲がり切れずに切り返す位ならまだ良いのだが、ハンドルがロックして立ちゴケしてしまう事も珍しくない。

 スタッフの無理な要求は断固固持し、時間は少し掛かっても自分の出来る方法で指定場所にバイクを止めるようにしましょう。とにかく足が短いのにシートの高いSS系バイクに乗る私なんか、大変なんですから・・・。

 バイクを何とか指定場所に止めた我々は、荷物を下ろして上の客室に行く。秋田行きの2等客室はマイノリティグループの特権として空いている事が多く、我々は今回もゆったりとしたペースを確保する事が出来た。

 我々は早速着替えてテーブルの有るロービーに向かい、売店で飲物とツマミを買って祝杯を上げる。今回の北海道は前半は雨に降られ予定を大きく変更せざるを得なかったが、後半は天候にも恵まれ(暑過ぎたが・・・)大いに楽しむ事が出来た北海道だった。

 こうして無事フェリーに乗れた事だし、黙っていても明日の朝土崎の港に到着する安心感も有って、我々はじっくり今回の北海道を振り返り話に花を咲かせたのだが、私なんか話し過ぎて(寝た時エアコンの効き過ぎで風邪を引いた事もありましたが・・・)翌朝声が出なくなっていましたね。

 
by Ryuta

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