今日の出発時間は通常モードのAM6:00、私はAM5:00前には起きて支度に取り掛かる。夜半まで降っていた雨は上がっていたが、路面はまだ濡れていて霧が出て窓から見える景色はグラディーションの掛った灰色、遠くの見通しがよろしくない。今日の参加者は3名となっていて、私はAM5:30に家を出てお店へ向かう。
久しぶりの早起きだったが、FUNKYツーリングはやはり6時出発がモチベーションが上がりますね。お店に到着してみると、昨晩引き取りに来ると行っていたZX−10Rがそのまま置いてあり、私はどういう事なのか頭の中は???? 朝出発前に来てそのままツーリングに参加する様な事も行っていたので、私のGSX−Rを外に出したりして待ってみたのだが来なかった。
店内に入ってパソコンで掲示板を見てみると、都合でツーリングに参加出来なくなった事が書かれていた。参加出来なくなったのは良いとして、私としてはZX−10Rにはハンドルロックが掛っていてどのように工場の中に入れるかが問題だった。
ZX−10Rは、サイドスタンドを使って方向転換が容易だから何とかなるだろうと覚悟を決めたのだが、その時今日のもう一人の参加メンバーGSX−R750が到着、私に10Rのキーの隠し場所を教えてくれる。ZX−10Rからキーの隠し場所のメールがあったそうで、私は労する事なく10Rを工場の中に入れ事が出来たのだが、掲示板にキーの在りかを書き込んでもらえば話は早かったのにね・・・。
出発前のそんなこんなにドタバタしつつもいつもの二人は予定通りAM6:00に秋田市を出発、八森のいつものパーキングを目指し走り出す。
|

雨は降っていないが路面はまだ濡れており、霧が朝の冷たい空気を包み込んでいた。 |
|
NEWパーツを投入 |
店を出発して横山金足線に出た我々は、左折して手形山を上る。手形山に架かる橋の上からは秋田市の街並みや鳥海山の姿が見られたりするのだが、今日は霧で景色は霞んでおりこれからの天候が心配ではある。我々はトンネルを抜け次の信号を右折、添川のT字路信号を左折して小さな峠を越えて上新城道川に出る。
私はこの峠でいつも走りのウォーミングアップを行っていて、左右の切り返しの感じやブレーキの確認等を行っているのだが、私のGSX−Rには今回幾つかのNEWパーツが装着されていて今日はその確認を行う。
其の一つがおNEWの BRAKING製フロントディスクローター で、今日が全くの初走行の為当たりが着いておらずブレーキレバーを握っても食い付き感が無く、GSX−Rに止まろうとする意思は希薄だった。BRAKING製ディスクローターは減りが少ない(今回交換したBRAKING製ローターは4万km走って1mm強しか減っておらず、純正の倍?長持ちする)のが長所なのだが、初期当りの着くのが遅いのが短所かもしれません。
純正ローターは200kmも走れば当りが着くのだが、BRAKING製ローターは500km程度は走らないと本格的に効いてこない。しかし、秀逸な耐久性を考えればそれは大した問題では無いし、高速時のブレーキタッチの良さ、価格等を考えるとお勧めの逸品です。
今回私がディスクローターを交換する事にしたのはローターが使用限界まで摩耗したからではなく、アウターディスクとインナーローターとのガタツキ(ピンの嵌っているインナーローターが摩耗)が大きくなった為なのだが、ローターの減りは少なくまだ充分使える状態だっただけに、交換するのが少し勿体無い気がしていた。
メーカーもそこの所を十分認識していたようで、新しいBRAKING製ディスクローターはアウターローターからインナーローターに力を伝える方向を接線方向ではなく斜めに受けるよう変更されていて、ピンとインナーローターに掛かる力をより広い面積で受けとめるよう改良されていた。
このローターを捻って取り付ける方法はYAMAHAの最新R1にも採用されているのだが、BRAKING製のインナーローターにはPAT.文字が書かれていたから、BRAKING社の特許なのかもしれません。
取り外したBRAKING製ディスクローターは、純正の2倍近く使用したので(純正は2万kmでローターが偏摩耗し、ジャダーが出て交換)耐久性は合格点だったのだが、今回の改良でどの位使用距離が延びるか楽しみではある。しかしその耐久試験の結果が出るのは3万km以上走った先(前のローターにガタが出始めたのは3万kmを越えた頃?)と思われ、それまで私がGSX−Rに乗っているかが問題ではある。
|

左が新しいタイプの右側仕様、右が取り外した前のモデルで左右共通仕様。
新しいディスクローターは、キャリバーから受ける力方向にインナーの受けをひねり、ピンのサイズも大きして力を受ける面積を増やし、ローターとインナーの結合耐久性を上げている。 |

ZOOM+ 見た目(デザイン)も良くなった?新型BRAKING製ディスクローター
|
ディスクローターの他にGSX−Rのリヤホィールにも新しいアイテムが装着されていた。それはミシュランから今年発売されたタイヤ PILOT POWER 3 で、このタイヤがどんな性格のタイヤなのか? FUNKYの走りに合うのか? 今回のツーリングで探ってみたいと考えている。
今年の始め ミシュラン POWER Pure と POWER one が販売終了となり、その後継モデル?として新しく POWER Super Sport と PILOT POWER 3 が発売になった。販売終了となった POWER one はグリップもハンドリング良くFUNKYでも一時期使用したが、我々の使用形態ではどう頑張っても3000kmは持たず、それが難点だった。
その後グリップ力は多少劣るものの4000km以上使用でき(4000km使えると年間2セットで済む)ハンドリングも良い POWER Pure が発売され、それをFUNKYの標準タイヤとしてきたのだが、そのPOWER Pure が今回販売終了となってしまった。
そこで次期タイヤを探す事になったのだが、これまでの経験から減りが早い国産メーカーは最初からリストから外し、耐久性に実績の有るミシュランのNEWタイヤからテストする事にしました。
POWER Super Sport と PILOT POWER 3 がどんなハンドリングとグリップを持ち、耐久性が如何なるものなのか、私がいつものように人身御供となってテストする事にしたのですが、POWER Super Sport はパターン的にも POWER one に近い性格を持ち POWER one + POWER pure ÷ 2 (耐久性を上げたPOWER one)的なタイヤと考えられる。
今回私はFUNKYの今後の予定を考慮してより耐久性が高いと思われる PILOT POWER 3 からテストする事にしたのだが、それは POWER pure + Pilot POWER 2CT ÷ 2 的なタイヤと思われるからだ。そして送られて来た PILOT POWER 3 のタイヤ形状を見てみると、タイヤのサイドが大きく回り込んだ形状で、サイドが張ったPOWER Pure とはハンドリングが異なる可能性が大だった。そのへんのお話は、ツーリングが進むに連れて明らかになっていきますので、追々お話いたします。
|

PILOT POWER 3
形状的には中央部が尖っていて、立ちが強そう? |
|

4000km使用した POWER pure
サイドが張った形状で、バンク時のライン変更が容易。 |
|
|
今年の田植えは遅れていた |
上新城道川から県道41号で金足片田に出てローソン交差点を右折、黒川手前から広域農道に入った我々は、途中から広域農道と別れ井川の日本国花苑経由でJR井川さくら駅に出る。国道7号と奥羽本線を横断した我々は、そのまま田んぼの中を突っ切って八郎潟調整池にぶつかって右折、大潟村を目指す。
八郎潟町役場近くの県道298号にに出た我々は、左折して大潟橋を渡って直ぐに右折、大潟村外周道路に入る。今日の外周道路は車が少なく田植えもまだ始まっていないのか苗を積んだ軽トラックも走っておりませんでした。左手に時々見える広大な田んぼは殆どまだ水も張られていない状態で、代掻きも始まっていない。
例年ですと代掻きも終わって田植えが始まっていてもおかしくない時期なのですが、今年の春は寒く桜も1週間から10日遅く開花したところが多かったから、農作業も例年より遅れているようです。
今日の外周道路で私はバス釣りに来たと思われるワンボックスカーを1台だけ見たが、八郎湖でブラックバスのリリースが禁止されて久しい。リリース禁止以降それまで道路脇に溢れていた釣り人の車が激減、我々としては走り易くて大変助かるのですが、リリース禁止が何故釣り人の激減に繋がるのか?釣りをしない私には今一分かりません。
今年の外周道路は車も泥も少なく路面も補修された所が多くて走り易かったのですが、路面は濡れているは視界は悪いはで、それなりに走ってしまいました。外周道路を使っても国道7号を使っても時間的には大きく違わないのですが、私が外周道路を使用する理由としては、信号が全く無く(25km?に一時停止が一カ所有るだけ)田んぼを見ながらリラックスして走れるところかな・・・?
|
あれから30年 |
我々は外周道路から県道42号に出て右折、国道101号に入って国道7号へ出て左折、八竜ICから琴丘能代道路に上がって次の能代南ICで下りて再び国道7号に出る。能代南IC出口の赤信号で停められた我々だったが、この信号を直進するのか右折するかで私はいつも迷ってしまう。
直進は国道7号のバイパス道路で道は広い、右折は旧国道7号で距離は若干短いが道は狭い。時間的には旧国道が早い様な気がするが、のんびり走れるのはバイパス道路で迷ってしまうのです。今日は何気に3車線の中央車線に停止してしまったのでバイパスで行く事にしました。
芝童森の交差点信号を左折し再び国道101号に入った我々は、能代市街を抜けて 道の駅 みねはま 前を通過、八森を目指す。能代市街地を走る国道101号は長い間拡幅工事(四車線化)が行われていたのですが、工事が完了し四車線の広い綺麗な道になっておりました。
距離にしたら3km位なのですが、私の記憶では完成するまで十年以上掛かった様な気がします。我々の様に年に一度位しか通らない我々はどうでも良いのですが、地元の皆さんは長期間の煩雑な工事が終わってホッとしているのではないでしょうか。今の世の中、短期間に一気に完成させるような工事は出来ないでしょうね。
我々は八森のいつものパーキングにバイクを停めたのだが、めずらしく我々の定位置(パーキング北側)に車が止まっていて、私はいつもとは反対の南側にバイクを停める事にした。パーキングは霧に包まれており見通しは悪かったが、海面は辛うじて見えていてこれから向かう北の空もまた霞んでおりました。
いつもは見えている能代火力の煙突や男鹿半島の姿は無く景色は霧の中で、いつもとは一味違う雰囲気のパーキングでしたね。
私がこのレポートを書いている時、テレビのニュースで日本海中部地震が起きてから今年で30年だと放送していて、私はそのニュースを見てこの八森の駐車場(泊台)を思い出しておりました。日本海中部地震とこの駐車場がどう繋がるかと云いますと、日本海側には津波は来ないと信じていた住民の意に反し(当時私もそう思っていました)、日本海中部地震で発生した津波が日本海沿岸を襲ったのですが、その様子を撮影した映像が当時盛んにテレビで流されました。
その津波映像の中にこの八森の駐車場(泊台)から撮ったと思われる映像が有って、私はその映像が流される度に八森の駐車場の事を思い出すのでした。私の記憶では、実写の津波映像をテレビで見たのは日本海中部地震の映像(他に青森県十三湖の港の映像等も有ったが)が初めてで、私の記憶の中に 泊台=津波映像 が強く印象付けられたのでした。
今でしたら動画を撮影出来る携帯電話を皆さんお持ちですから、東日本大震災の津波映像の様に沢山の実写映像が撮られていますが、30年前となりますとホームビデオがようやく一般的になってきていた時期で、偶々ビデオカメラを持った人が津波の映像を撮影、そしてそれがテレビで流され初めて津波の脅威を一般人が目の当たりにした貴重な映像だったのです。
我々は充分に休憩を取った後、一年ぶりの生干しイカを楽しみに鰺ヶ沢をめざし泊台を後にするのでした。 |

背後に能代の火力発電所や男鹿半島が見える筈なのですが・・・。

30年前の5月26日正午過ぎ、水平線の彼方から白い津波が押し寄せて来た海。
|

雨具を着る程ではないがバイクも人も結構濡れてしまいました。 |
|

まだまだブレーキは効かない。 |
|
|
|
|