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2007年9月14日(金) 第1日目

鍵を閉めてイザ北海道へ。


秋田からフェリー乗るバイクはmシャドーとセローと我々の四台だった。後ろに並ぶトラクターも北海道へ行くのか?


バブルの塔 セリオン をバックに、思いは北海道へ。



















昼飯はカフェラウンジで、カレーを食する。このフェリーの中では、カレーが一番無難です。




フェリー内で見つけたアサヒの
北海道限定ビール <長熟>
サッポロクラッシック の対抗のようだが、味はサッポロの勝!





















北海道 苫小牧東港 に接岸。昔ほどの感動はなくなってきたが、身が引き締まる重いがする瞬間ではある。
▼FUNKY 24回目(フル)の北海道
朝、目覚めると空は薄曇で雨の心配は無さそうだ。昨夜の気象情報では沖縄近くに台風が発生し沖縄に近づいているらしいのだが、昨年とは違い我々の北海道への影響は殆ど無さそうで安心する。

私は、朝食を軽く取って店に向かう。今回の北海道参加台数は3台なのだが、今日秋田を出発するのは私と7月のプチ北海道に一緒に行ったU氏の二人で、もう一人は後日北海道で落ち合う事になっている。

私が店に到着すると既にU氏と隼が私を待っていて、私は急いでGSX−Rを工場から出し出発の準備をする。ここまではいつものツーリングと変わらないのだが、今日はここから8km程離れた土崎の秋田港フェリーターミナルまで走るだけなので、全く緊張感が無い。

六時前、GSX−R&隼のSUZUKIコンビは秋田港フェリー乗り場に向って走り出し、今回もまた予想だにしないドラマが展開された 2007 FUNKY IN HOKKAIDO Part.24 はスタートしたのであります。


▼フェリーの旅をエンジョイ!? 北海道へ

いつもの横山金足線を使って秋田港に向かうと正面にフェリー乗り場脇に建つセリオン(上部に展望台の有るただのタワー)が見えて来る。第三セクターだったセリオンも赤字続きで民間に売却されたようだが、この手の箱物は秋田に限らず地方には沢山存在する。

今回またこの週末に秋田市の中心を(秋田駅の下)を通るトンネルが700億円も掛けて完成するようなのだが、それがどの様な物かを知るのは北海道から帰って来てからになりそうである。

フェリーターミナルに到着するとバイクを置く場所がまた変わっていた。変わったと言うか元にに戻って乗り込みタラップ脇に戻ったのだが、毎年の様に変わるのはどうした訳だ。

バイクの場所を移動した我々は、乗船券を購入する為フロントへ行き往復の乗船券を購入する。帰りのフェリーは3台となる為帰りの1台分も予約したのだが、秋田から苫小牧東港までのフェリー代がこの1年間に1,230円(¥17,370⇒¥18,600)も値上がりしていた。石油の値上がりがジワジワと浸透してきているようである。

新日本海フェリーの料金体系も変わってきていて、お盆の時期は料金が五割増しにもなるらしいから、北海道に渡るのも時期を選ばないと思わぬ出費を強いられるようである。

一番最初の乗船になった私は、しつこい程に係員の注意事項を聞かされてスロープを登って行く。何でもこのスロープで転倒するライダーが多いらしく係員が神経質になっているようなのだが、私の場合はスロープよりも中に入ってからの方が心配で、係員のバイク特性を無視した停止場所の指示が気になっていた。

スロープを無事?に登った私は、車両甲板入口で係員から停止を命ぜられる。係員から指示されてバイクの停止場所は、入口直ぐ横の私が今止まっている場所の左後ろだった。

その為係員は右回りに大きく360度回ってそこへ行くように支持し来る。係員もさすがに今回の場合は直ぐ左後ろに行けとは言えなかったようで大きく回るように指示してきたが、係員が停止した所の真横にバイクを入れろと指示するのは普通の事で、無理してその支持に従うと痛い目に会う事になりかねない。

私はそんな場合も大きく回って指示された場所にバイクを向ける事にしていてのだが、皆さんも係員の指示に惑わされずに、自分が出来る方法でバイクを指示された場所に停めるようにして下さい。

我々はバイクから荷物を降ろし(新日本海フェリーの場合荷物はバイクから降ろすよう指示される。何でもそれは揺れた場合の転倒防止の為であるらしいのだが、隣のライダーはバイクに固定されたBOX内の荷物を係員から出す様に指示されブゥブゥ言っていた。)ヘルメットを網棚に置き(船が揺れた場合を考えあご紐を網に通して固定)必要な荷物だけを持って客室に向かう。


▼時間との戦い!? フェリーの旅


航跡は何キロも続いている。
航跡を見ていると船の方向転換は結構クイックナ事が分かった。船って車と違ってリヤステアなんだよね。



お昼寝タイム
今日の二等客室は空いており、我々が入った客室には我々以外の客は男性(50歳代?)一人だけだったのだが、この男性との間にチョッとしたやり取りが後に発生する事になる。

客室で着替え落ち着いた我々は、これからの北海道の事やバイクの事で話が弾んでいた。時間はAM:800を回っていており私は客室で話してしても問題ないと考えていたが、部屋の反対側で横になっていた男性が起き上がって部屋を出て行ったまま戻って来なかった。

どうも彼は我々の話し声が気になって寝付かれず部屋を変えたようなのだが、これって我々がいけなかったのだろうか。我々は騒いでいた訳ではなく普通に話していただけで、客室では私語禁止と言う訳ではない筈だから私は横になっていた彼に気が付いていてはいたが、普通に話していた。

これが夜の遅い時間だったら私語は迷惑な事だとは思うが、日中(朝ではあるが)の話し声は普通の事だと私は思ったのだがどうなんでしょう。私はそんな時のために耳栓を用意してフェリーに乗ってますけど・・・。

話が続いて喉が渇いた我々は飲料を買いに客室を出て、そして外のデッキに出てみる事にした。フェリーは秋田県と青森県との県境沖を航行しており、北に向かうほど天気は良くなってきており青空も見えていた。

今回初めて船尾の一番上のデッキに上がって見たが、そこはヘリポートになっていて大きな円が甲板に描かれていた。急病人が出た場合等の緊急時、ここにヘリコプターが降りられるようになっているようで、乗客としては少し安心する。

先日このフェリーの乗客が行方不明になったとテレビで報道されていたが、その後どうなったのだろうか。このフェリーの場合、乗船と下船をチケットで確認しており、下船のチケットが無かった事で行方不明とされたと思うが、下船チケットを渡さずに下船する事は出来ない事ではないと思われ、下船チケットが無かったからと言って船から海に落ちたとは限らないのではなかろうか。

我々はデッキからカフェラウンジ前のプロムナード((通路に置かれたテーブルと椅子)に行き、昼食の時間になるのを待つ事にした。

フェリーから竜飛崎の風車が正面に見えるようになって、我々は昼食を食べにレストランに向かったのだが、レストランでの昼食はバイキング形式になっていた。夕食のバイキングは前回のプチ北海道で思い知らされていた我々だったが、良く見たらレストランの食事は朝、昼、夕食全部バイキング形式になっていた。

そこで我々はカレーを食べにカフェラウンジでに引き返す事にした。カフェラウンジではカレーの他、ラーメン、そば、うどん等も出しているが、私はこのフェーの中で一番コストパフォーマンスに優れている食事メニューはカレーと考えていて、最近食べていないので断定は出来ないが間違ってもラーメンに手を出すべきではないと考えている。

カレーを普通に美味しく頂いた後する事と言えば昼寝をする事ぐらいで、我々はいつものルーティーンで客室に戻って横になる。客室には話し込む迷惑な客も無く、我々は直ぐに眠りに着く事が出来たのでありました。

四時過ぎに目が覚めた私は外を見る。苫小牧東港に接岸するにはまだ1時間程の時間があるが、空を見上げると先ほどまで見えていた青空は無く薄い雲に覆われていた。

フェリーが苫小牧東港内に入り我々は下船の準備をする。最近このフェリーは車の下船が終わってからバイクライダーに下船のアナウンスが有るので慌てる必要はないのだが、乗る都度にアナウンス時期が変わるようだから下船準備だけはしておく方が良いようである。

フェリーは予定通り五時には着岸したのだが、バイクの我々が北海道の地に降立ったのは5時20分を回っていた。我々の前を走るアメリカンバイクに乗る若者のスタイルは、普通に街中を歩いている若者の格好で、ライダーとしての装備は半ヘルぐらいで、グローブもブーツも無くお気軽な格好だった。

余計なお世話だが、前輪がズルッといったら手や膝や肘がズルッとなってしまう事など彼らには有り得ない事なのかもしれないが、臆病な私はあの格好でバイクに乗る勇気は無いなぁ・・・。


これは翌朝の写真だが、ポレポーレ前には相変わらず工事関係者の車がズラリと並んでいる。



今回は三人部屋。エアーコンも効いて快適である。




今回の夕食のメインはホッケ。
こんな肉厚なホッケを私は今まで見た事が無い。

※マウスポインターを写真に当てると拡大します。




毎年確実に増している胴回り。



鹿肉のルイベ
臭味も無く普通に旨かった。
▼FUNKY 別宅に到着
国道235号ご鵡川に向かって走り始めた我々は、鵡川から穂別に向かう道に入った所で私は前の車に追い越しを掛けたのだが、その後に後ろを走るU氏が私にウインカーを揚げて何かをアピールして来た。

何事かと私はバイクを止めU氏に話を聞いてみると、彼が言うには私のタンク付近から白い紙のような物が5〜6枚飛び散ったのを見たと言うではないか。GSX−Rのタンクの上には予定表を入れた薄いマップケースがマグネットで張り付いていたのだが、そのファスナーが開いているのを私は発見する。

予定表の紙は半分出掛かってはいたが、飛び散った白い紙のような物に私は心当たりが無かった。 「他に入れていた物が何か有ったかなぁ・・・。」 出発前にポケットティッシュを入れたような気はするが、確信は無かった。

しかし、一気に5〜6枚の白い紙が飛び散ったと言う事から私は飛んだのはポケットティッシュと断定、飛び散った地点には戻らずこのまま宿に向かう事にした。

それにしてもマップケースの中に入っているテッシュを外に吸い出す程にガソリンタンク上が負圧になっている事に私は驚いてしまった。以前タンク上に無数の虫の屍骸が張り付いていた時も驚いたが、フロントカウルに当たった空気がタンク上にどれくらいの大きさの負圧を発生させるのするのか風洞実験でもして確かめてみたい気がした、飛び散り事件だった。

穂別の宿 民宿 ポレポーレ に到着する頃にはすっかり日も落ち暗くなっていたが、我々は無事(ただ移動しただけだから当然か)穂別に到着する。到着したのがちょうど夕食時であった為、私が玄関に挨拶に行った時お母さんは忙しく動き回っていたようで、返事は有ったが玄関に出ては来なかった。しかし、我々が到着した事はバイクの排気音で分かっていたようで、元気のよい返事が食堂の奥から聞こえてくる。

バイクから降ろした荷物を持って玄関に行くと、お母さんが出て来て部屋に案内してくれる。部屋は初めての部屋だったが勝手は分かっておりまずは風呂(シャワー)に入る事にしたのだが、風呂もシャワーも使用中で少し待たされる事になる。この時間(六時半頃)は仕事から帰って来たお客さんが沢山いて、食堂もお風呂も混雑していたようである。

空いたお風呂に順番に入りスッキリした我々は、夕食を食べに食堂に行く。食卓の上には今晩のメインディッシュ ホッケの開き が置かれていたのだが、私はその大きさと身の厚さに驚かされた。

それは今まで北海道でも見た事が無い身の厚さのホッケで、お母さんの話によると一匹のままだと皿に乗らないので半身で出したのだと言う。このホッケの載った皿の上には油が溜まっていてこのホッケの味が想像されたのだが、食べてみるとそれは私が今まで食べたホッケとは一味違った旨みを持つ美味しいものだった。

お母さんの話によると北海道では普通に売っているホッケのようなのだが、このホッケは絶対普通には流通していないホッケだと私は確信する。だって何十回と北海道を訪れている私でも、こんなホッケを食べるのは今回初めてなんですから・・・。

私がこの食卓に載る料理を本当に美味しく感じるのは、ここのお母さんの味付けが私の舌にピッタリと合っているからなのだが、今回食事をしていてここの味付けが私の御袋の味とそっくりな事に気付いてしまったのである。

ここの食卓に並ぶ料理は普通の家庭料理で特に目立った食材は使用していないのだが、私はここで食べる食事が本当に気に入っていて旅館で出る料理よりもここの料理の方が満足感は大きいと感じていた。それは私の根底に有る味覚のベースとここの料理の味がマッチしていたからなのであった。


▼第2ラウンドはお父さんと

我々が食事しているテーブルの向かいには、仕事で穂別に来ている若者(20代半ば)が二人座っていて、盛んにここの娘さん二人の話題で盛り上がっていた。ここの下の娘さんも高校三年生になったそうで、もう立派な女性として見られているようである。

私が四年前最初にここに泊まった時彼女はまだ中学生で可愛い女の子という感じだったから、女性のこの時期の四年間には目を見張るものがある。向かいの彼らも私同様にポレポーレのHPの写真を見てここに泊まるのを決めたようなのだが、HPの写真をもう6年も更新していないと言うから、そろそろ更新しないと訴えられかねない状況になってきている事は確かだ。

最も問題なのは中央のお母さんであって、両側の娘さん達には全く問題は無いのですが・・・。お母さんの写真と実物(写真より若く見える)とのギャップが大き過ぎるところに問題が有るのだが、私は今のお母さんの方が宮崎駿のアニメ「魔女の宅急便」に出て来るパン屋のおかみさんに似ていて好きなんですけどね。

若者達は部屋に戻って飲み直すと言う事で二階に上がって行った後、お父さんが世界柔道のテレビを見たいと我々の前に座った。テレビを見ながら食事をするお父さんをお母さんは、優しそうな眼差しで見ている。

このご夫婦、うまくバランスの取れたご夫婦とお見受けしたが、この家族はお母さん中心に回っているように私には見えたがどうなんでしょう。

今年もお母さんから韓国焼酎 鏡月(4Lボトル)を差し入れしてもらったU氏は、心置きなくカップを開けていた。鹿肉を冷凍したルイベも出て来てU氏のピッチは更にアップ。本当に楽しい時間を過ごさせてもらった。

世界柔道を見ながら(確か四年前も世界柔道をここで見たような・・・)話は11時過ぎまで続いたが、明日の事もあり我々も二階に上がって寝る事にする。

天気予報では明日の昼頃から雨が降ると言う事だが、明日の宿の在る根室は夕方から雨との予報なので何とか1日ドライ路面で走る事が出来そうな感じである。我々は明日を楽しみにベットに入ったのであります。


第2日目
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