2012 FUNKY 北海道 Part 29 初日 2日目 3日目 4日目 5日目 最終日














アニマの里の朝
  4日コース

 今朝も 「年寄りの朝は早い!」 と書き出したいところだが、今朝は二度寝をして起きたのは六時半少し前だった。今日は宿までの移動になる予定でモチベーションは上がらず、一度起きたもののまた寝てしまいました。

 布団から出てカーテンの隙間から空を見上げると、空は曇ってはいたが雨は降っていなかった。網走で雨が降っていないからといって喜んではいけない事を知っている私は、カメラを手に外に出てみた。

 外には十数年前から何ら変わる事ない景色が広がっていて、お馬さん達が草を食んでいる姿が見られた。羊さん達はまだ小屋から出て来ていなかったが、この変わらない景色が何故か私をホッとさせるのです。



 変わらないと言っても犬小屋が物置になっていたり、建物の色が変わっていたり、道が綺麗になっていたりしているのだが、私の勝手な願望だがいつまでも変わって欲しくない景色ではある。



いつもと変わらない景色


朝食はいつものパン食

お馬さんが我々の食事を覗いている。

雨具を着て出発します。
 アニマの里の朝食は、am7時からなのだが、特に急ぐ理由が無い今日はam7時半になって我々は食堂へと向かう。今日はパンのいつもの朝食で、我々は最初に瓶牛乳を飲む儀式から食事を始め、私は最後にコーヒーのお代わりを頂いて満足して朝食を終える。

 食事を終えて談話室に戻った私は、テレビのdボタンを押し dNHK あなたの街の天気 (dボタンの天気情報の中では一番使える)で今日のお天気を確認したのだが、状況は昨日と変わらず何処も彼処も雨でした。こうなれば知床も根北も裏摩周も行く意味は無く、如何にして今宵の宿が在る糠平温泉に向かうかであった。


お約束の写真をファイヤーブレードの彼に撮ってもらい
我々は雨に向かって走り出すのでした。


 宿に直行では時間が余り過ぎるから何処かで時間を潰す必要が有ったが、雨の状況にもよるので先ずは川湯温泉まで行く事を決め出発時間を9時に設定、皆さんに伝える。

 9時までは時間がたっぷり有って今日はゆっくり準備が出来る筈だったのだが、私が外に出た時には皆さんは荷物を積み終え出発準備を完了していましたね。

 私は急いで荷物を積み出発準備をしたのだが、準備が万全でなかった事が後に判明する事になる。アニマの里の看板前でお約束写真を撮った後(ファイヤーストームの彼にシャッターを押してもらいました)網走を出発、国道244号で藻琴へ向かう。

 国道244号の路面は濡れていたが、雨は降っていなかった。いつもオホーツク海越しに見える知床の山々や斜里岳は厚い雲に覆われ見えておらず、雲の下では雨が降っている可能性が高かった。
  
やはり 雨 雨 雨
 JR藻琴駅前の信号を右折した我々は、道道102号で川湯温泉を目指す。内陸部に入ると次第に雨が降り始め、それは次第に強くなってくる。私はアニマの里を出る時、リヤのバッグにカバーを掛けるのを忘れていて、私は強くなってきた雨にリヤバッグの事が気になっていた。

 東藻琴の街中に道道102号が右に45°進路を変える交差点が在るのだが、私は後ろのバッグが気になって右45°の道路表示を見落としてそのまま交差点を直進してしまった。後ろの皆さんは当然右45°方向に進路を変えたのだが、私が戻って来るのを待つ為少し走った所でバイクを止めたのでした。

 私は直ぐに間違いに気付きバイクを止めたのだが、この機会にリヤバッグにカバーを掛けグローブを雨用の物に交換する。内陸では雨が降っている事を一番良く分かっていた筈の私だったが、何故が雨が強く降らない装備で走り出していたのはどうしてだろう?

 年寄には分かっているのに何故かそれをしてしまう傾向が有って、本当に困ったものなのだが、

 「 わかっちゃいるけど止められない? 」  (古ッ)

 私もそれが分かる年になったと云う事か・・・。

 右折すると国道243号美幌峠に出る道の入口を通過、道道102号は次第に標高を上げいつものように右に牧場?の草原が見えてくるとガス(雲)が出て来て視界が悪くなってくる。雨が降ると屈斜路湖の外輪山 藻琴山 に雲が掛かるのはいつもの事で、我々は真っ白な世界の中をゆっくりと藻琴峠を上って行ったのだが、この先の見えない走りは本当に疲れた。

 何とか藻琴峠を越えて道は下りになったのだが、藻琴山展望駐車公園を過ぎても屈斜路湖は見えて来なかった。下りのヘアーピンコーナーを幾つか越えてようやくガスは晴れたのだが、雨が結構降っていて私の気持ちは晴れなかった。



2年ぶりの川湯温泉公衆浴場
此処に着る時は殆どが雨の時?



250円になってから暫く(4年?)なるが、
料金は変わっていなかった。


 国道391号に出て右折した我々は、川湯温泉の公衆浴場に向かう。ガソリンスタンドに挟まれた道を右折して川湯温泉街の信号にバイクを止めると、信号の先に足湯が出来ていて人で賑わっていた。

 昨年は逆方向から走って来たので気が付かなかったのかもしれないが、川湯温泉の街は通る度に何処かが変わっているようです。信号横の郵便局も新しくなった?ような気がするし、公衆浴場の前に有ったお店が取り払われたのは暫く前だが、川湯温泉も少しづつ変わろうとしているのを感じる今日この頃です。

 私は温泉地で温泉に入る場合、出来るだけ公衆浴場的な地元の人が入る温泉に立ち寄るようにしている。旅館等の豪華なお風呂も良いが、地元の人との触れ合いや地元の方言を聞いているだけでも楽しいし、勿論料金がお安い事も有りますが・・・。

 また、地元の人が入る公衆浴場ではその温泉地で一番の温泉を楽しめる筈で、間違いの無い温泉を楽しめるのは公衆浴場でしょう。

 川湯の公衆浴場にはこれまで結構な回数立ち寄っているのだが、その大半が雨が降っている時の時間調整や予定変更を考える時だったように思う。今回もまた下駄箱の前で雨具を脱いで中に入ったのだが、受付のおばちゃんは以前来た時と同じ人で、料金も250円と変わっていなかった。

 私が入った男湯は丁度入っていた人が出たところで、我々の貸し切り状態でゆっくりと温泉を楽む事が出来た。向って右側の温泉の浴槽は結構温度が高く最初少々難儀をしたが、次第に体も慣れて来てゆっくりと体を温める事が出来た。


左が温泉の浴槽、右が温泉の温度を下げる為に
使った熱交換器を通った温水(35°位?)


 この温泉の良い所は、左の熱い温泉で火照った体を右の温い温水でクールダウンできる所で、代わり番こ入っていると熱い温泉でも長湯が出来ます。

 我々は結構長い間温泉に入っていたのだが、潰せる時間は知れていてま時間はまだ11時半を回った所でした。

 私はここ川湯から弟子屈、阿寒湖経由で足寄に出るルートを基本に糠平に向う事に決めて外に出ると、雨は大分小降りになっていた。

 川湯温泉の街を抜け、私は久しぶりに硫黄山経由で国道391号に出る事にした。噴気が立ち上るハゲ山硫黄山の景観は、秋田では八幡平や川原毛地獄等でも見られる地球の胎動を感じられるものだが、駐車場が有料な事も有って最近は立ち寄る事は無いですね。

 国道391号に出て右折した我々は弟子屈に向ったのだが、国道243号が近くなって雨が上がり我々の前を交機のパトカーが走っている。私はパトカーを見ながらこの先の事を考えていた。弟子屈から阿寒湖に抜けるコースは、結構標高が上がるし山も深く雨が強く降っている可能性が高いと考えられる。

 一方、この先のT字路を右折し屈斜路湖経由で津別峠を越え津別に出るコースは、標高の最高点が津別峠の754mと低く、雨が降っていても大雨の可能性は少ないのではないかと私は考えた。

 国道243号に出た所でパトカーがウインカーを左に出したのを見て私が思わずウインカーを右に出してしまったのは、パトカーの後ろには着きたくないとの思いも確かに有ったが、阿寒湖周辺の雨を避けたいとの思いが強かったからだ。

 屈斜路湖の和琴半島入口辺りまで来ると路面は乾き始め空も明るくなって来て、このまま晴れそうな感じになってきたのだが、屈斜路湖の外輪山には雲が掛っており津別峠付近は雲の中のようだった。

 屈斜路プリンスホテル前を通過して道道588号に左折した我々は、仁別の様な狭いペアーピンカーブが連続する津別峠を上って行く。津別峠に近くなって屈斜路湖が一瞬見える所まで来たのだが、そこから上には雲が掛っており津別峠の展望台に行っても何も見えない事が確定した。

 私は展望台から屈斜路湖の景色を楽しむ事も考えていたのだが、それを諦めそのまま道道588号を下って津別に向う事にする。この下りもまたコマイのだが、リズミカルに走れば結構楽しめる道では有る。広い道(左に行けば奥屈斜路温泉が在る)に出た我々は右折して津別に向うが、路面は濡れており(雨は降っていない)楽しむような走りは出来なかった。



津別のコンビニで休憩



 津別に出る間に2カ所ほど左に入る広い舗装道路が有って、それを使えば国道240号に早く出られそう(多分津別に近い方の道)だったが、今回は津別のコンビニで休憩を取る為そのまま津別へ向う。

 津別の街を抜け国道240号に出た我々は、セブン・イレブンにバイクを止め休憩とこれから先のコースを考える事にした。時間は1時少し前で昼食の時間なのだが、コンビニで昼食ではあまりにも侘びしく先送りにする事にした。

 津別は雨が上がってはいたが、レーダー画像で確認すると降っていないのはここだけのようで、何処に向っても雨は降っている状況であった。我々の選択肢としては、津別から置戸に出るコースと陸別に出るコースが考えられるのだが、置戸に向う場合は置戸〜陸別間がドライ路面で有る事が条件となる。

 私は昨日走る予定にしていた置戸〜陸別間を今日走りたいと考えていたのだが、この状況では路面が濡れている可能性が高く、国道240号から道道51号経由で陸別に向う事を決める。

 濡れた路面の国道240号に走り出した我々だが、道道51号に入ると路面が次第に乾いてきた。ハーフウエット状態の路面を中途半端なスピードで走った我々は、陸別の街の国道242号に出た所で信号に止められる。私が置戸方面の路面を覗くと結構乾いており、私は置戸向かえば良かった?と少し後悔したのだが、今更置戸に向かうわけにもいかず、左折して足寄へと向う。


左の建物が 道の駅 あしょろ銀河ホール21
青看に二輪パーキングと書かれている。
建物の向こう側にもパーキングが有るようだが・・・?

 国道242号は最初雨は降っていなかったのだが、足寄に近づくと雨が降り出し次第に強くなってくる。足寄で昼食を考えていた私は、道の駅 あしょろ銀河ホール21 の二輪指定パーキングにバイクを止めたのだが、このパーキングは建物から少し離れていた。

 我々はバイクを止めて道の駅へ向おうとしたのだが、道路の向い側にラーメンの幟を発見する。我々はこの道の駅を一度も利用した事が無く、どんなお店が有るのか知らなかった事もあり、手近かに見付けた食堂でラーメンを食べる事にいたしました。


道の駅のパーキングの向いに有るあさの食堂さん

 その食堂は如何にも地元の人が立ち寄りそうなお店だったが、時間が遅かった(午後2時)事もあってか、中に入るとお客さんは誰もいなかった。

 お店は二人の姉妹?(お姉さんの年齢は私と同じ位?)で切り盛りされているようで、私は姉さんにこのお店のお勧めラーメンを訪ねたのだが、お姉さんからは返事はもらえなかった。

 このお勧めラーメンが無いラーメン屋さんパターンは、私は以前旭川の山頭火ラーメンでも経験していて、その時は山頭火ラーメンのしおラーメンが旨いという情報を持っていたので問題は無かったが、今回は全く情報を持っていない訳で、我々は各自みそしょうゆを選んで注文、餃子も一皿注文する。

 結局我々はどのラーメンを食べても同じだったとの結論に達したのだが、餃子は結構旨かった。このお店の入口には、松山千春さん(足寄と云ったら千春さんでしょ!)と撮った写真が飾られていて、千春さんもお馴染?のお店のようでした。

 遅い昼食を取った我々は、小雨が降る国道242号から国道241号へ右折して上士幌へ向う。道の駅 足寄湖 を過ぎた辺りから雨が小降りなり、芽登まで来ると雨は上がり、上士幌に近づくにつれ路面も乾いてくる。我々は上士幌のいつものホクレンセルフスタンドにバイクを入れ給油を行った。

 我々がこれから向う糠平・三国峠方面にこの先ガソリンスタンドは無く、明日がどんな予定になっても対応出来るようここで給油を行ったのだが、明日の事はまだ何も決まっていなかった。給油を終えた我々は国道273号に入り今宵の宿が有る糠平温泉へ向う。

 宿までは30分も掛らずに行ける距離で、まだ時間も早くナイタイ高原牧場に立ち寄る事も考えたのだが、ナイタイ高原牧場の在る山は雲の中に有って行くのを諦めた私は、上士幌の街を抜け長い長い直線路に出る。この直線には電光掲示板が数カ所設けられており色々な情報を提供してくれるのだが、ふと見上げた掲示板に 降雨の為三国峠方面通行止め (この様な文章だったと思うが要するに通行止)の表示がされていた。

 今走っているこの直線では雨が降っておらず私はその表示を俄かには信じ難かったが、その表示は何度か現れ通行止めをアピールしていた。直線が終わる少し手前にはオービスが設置されておりますので皆様にはお気を付け願いたいのだが、緩い左コーナーを抜けるとそこは芽登に抜ける道の入口が有る清水谷である。

 清水谷は十勝平野と大雪との天候の境目で、やはりそこから雨が降り出して路面も濡れてきたのだが、雨はそれ程強くはならないまま我々は糠平温泉に到着する。

糠平温泉 元祖 湯元館

糠平温泉はこの宿がら始まりました。
(写真は翌朝撮影した物です)
 糠平温泉はFUNKYに取って所縁(ゆかり)の在る場所で、私は数え切れない程訪れてガソリンを給油したり買い物をしたりしていたのだが、これまで一度も宿泊した事は無かった。

 この地域での常宿 幌加温泉 が休館になって二年になり、我々は今この地域で新しい常宿を探している状況なのだが、今回は初めて糠平温泉 元祖 湯元館 に宿泊する事にいたしました。

 元祖 湯元館 は、上士幌から行くと糠平温泉街の一番奥右側に位置し、直ぐ先が然別湖に向う道道85号と三国峠に向う国道273号の分岐点になっている。



キャンプで旅しているライダーも、この雨で屋根の有る
ライダーハウスに駆け込んでいるようでした。


 我々が宿に到着した時、その先の分岐点に国道管理の黄色い車が止まっていて、三国峠に向かう車を止めているのが見られた。

 乗用車から大型トラックまで沢山の車が引き返していたが、彼らも我々同様通行止と書かれた電光標示板を見ていた筈なのだが、それを信じられなくてここまで来てしまったのだろうか?

 国道管理者がでたらめを掲示する筈も無く通行止めは現実な訳で、皆さん係員の話を聞いて渋々引っ返していたようでしたね。

 予約を確認しに私は湯元館の玄関に行ったのだが、誰もいなかった。呼び出しボタンを押して暫くすると、奥からメガネを掛けた女将さんが出て来て我々の予約を確認して部屋に案内してくれる。

 玄関先にはヘルメットや雨具等バイクの装備が置かれていて、我々以外にもライダーの泊客がいる様子でした。私は着替えた後、この宿の近くに在るいつものお店へ今宵の飲物を買いに向う。

 店に向う途中、大きなホテルが閉館しているのが見え、後に女将さんにその話をすると、以前から有る糠平温泉の中で閉館したのはあの1軒のホテルだけだと言っていた。

 閉館したホテルはバブル崩壊後団体客が減り、大きかった事が仇になって破綻したようなのだが、その昔泊客が沢山歩いていた通りに今その姿は無く何とも寂しい限りである

 これまではバイクで訪れていたいつものお店に今日は傘を差して訪れた私だったが、中に入るとそこにはおじさんとおばさんの元気な姿が見られ何故かホッとするのでした。私は勝手知ったるお店で買い出しをしたのだが、以前と変わっている所も有って、以前は無かったパック氷を売っていましたね。

 おじさんに湯元館に泊まっている事を話すと、宿の旦那さんが鉄砲撃ち(鹿の狩猟)である事を教えてくれる。先ほどは旦那さんの姿は見えなかったが、湯元館は女将さんと旦那さんの二人で切り盛りしているようである。

 宿に戻った私は温泉に入る事にした。ここ糠平温泉は、初代湯元館館主が大正7年に発見した温泉が始まりで、全ての宿が源泉かけ流し(加温、加水無しの掛け流し)で全国的にも珍しい温泉郷になっているようです。女将さんから聞いた話では、初代館主がこの温泉を発見したのは冬だったそうで、雪原の中に湯煙りを上げる穴を発見しそれが源泉だったそうです。

 考えてみれば大正7年(1918年)当時のこの辺は深い原生林の中にあった筈で、そんな中での源泉の発見は奇跡に近い偶然がなければ出来なかった事は想像出来る。以前からこの付近で温泉を探し回っていた館主だったらしいが、冬に温泉を探しに出掛けたのは正解だったようですね。

 湯元館の源泉はナトリウム塩化物炭酸水素泉で、湧出している源泉には沢山の気泡(炭酸ガス?)が含まれており、その量は全国的にも珍しい位多いと調査した学者さんに言われたそうです。私はそんなに珍しいのなら公開したらと言ったら、湧出場所が崖で危険な為残念ながら公開はしていないようです。

2階の部屋入口
※部屋は二間つづきの広い部屋でした。

温泉に向います。

階段を下りて一階へ・・・


1階から更に下った先にお風呂は在りました。
手前が女湯

奥が男湯
突き当りが混浴露天風呂の女性用脱衣場

男性内湯
結構大きなタイル張りの浴場です。
温泉は無色透明で綺麗なお湯です。
 温泉は1階から更に下った先に在り、内湯の女湯・男湯、女湯露天風呂、混浴露天風呂が有る。私は先ず内湯の男湯に入ったのだが、それは思いのほか大きなお風呂だった。楕円形の湯船はタイル張りの大きな物で、湯船の中央に有る湯口から無色透明な温泉が勢い良く出おりました。

 温泉自体はph7の塩泉で肌に優しい良く温まる温泉で、温泉から揚がった後も体がポカポカしていましたね。露天風呂にも入りたかったのだが、露天風呂には屋根が無く雨が降っていたので諦めました。露天風呂は明日の朝レポートいたします。

夕食はお向いさんで・・・

夕食は国道を渡ったお向かいの
カフェ & レストラン 
NAUSHIKA
で頂きます。
 元祖 湯元館 は食事を出しておらず素泊まりだけの営業なのだが、食事は国道を渡ったお向かいの カフェ & レストラン NAUSHIKA (隣の糠平温泉ホテルが経営しているお店で、糠平温泉ホテルの泊客もそこで食事をする)で取る事ができ、湯元館に用意されたメニューで事前に予約注文をするシステムになっていて、私はトンカツ定食をオーダーして食事時間は6時半に設定する。

 ご夫婦二人で切り盛りする湯元館は食事まで手が回らず?素泊まりだけで営業しているようなのだが、ライダーハウスコテージもやっていて、我々の他にライダーハウスに宿泊するライダーが4〜5名いらっしゃいました。

 ここのライダーハウスは一般のライダーハウスとちょっと違って、旅館の大広間を使用したもので、寝具は無いが綺麗な畳の部屋で寝られるし温泉は入り放題だし、インターネットも使え女性専用部屋も有りますから結構人気になっているようです。

 私はライダーハウスと云う物に泊った事は無いが、掃除も行き届かない小屋みたいな所に寝た話しを偶に聞くから、ちゃんとしたお部屋に寝られて、温泉が付いて、インターネットが使えて、1泊1500円は高くはないように思いました。

 時間になって我々は傘を差してお向かいへ食事に向う。緑の人は体調が優れず夕食はパスする事になり二人での食事となったが、ライダーハウスに泊るライダーの皆さんもお向かいに来ていましたね。

 白の人は、ちゃんとした?鹿肉を食べた事が無かったようで鹿肉陶板定食(2000円は少し高いような気がします)を食べたのだが、普通に美味しかったと感想を述べていた。私も鹿肉のお裾分けをもらい食べてみたのだが、言われなければ鹿肉だと分からないお肉(豚?)でした。

 私が北海道で最初に鹿肉を食べたのは20年位前の鹿追の宿だったが、、当時鹿肉は熊肉同様にまだ貴重品?の時代で、食べた鹿肉(その時も陶板焼き)は野生動物特有?の土臭さが有ったのを思えている。

 最近は鹿が増え大量に鹿肉が市場に出回るようになり鹿肉の処理方法も研究されたようで、土臭さ等は無くなりハンバークやステーキなど、北海道各地で鹿肉を食材に使用したB級グルメ?を目にするようになりましたね。

 鹿は我々ライダーからすれば走りの脅威でしかなく、農家からすれば害獣だろうし数が増えたからと云って良い事は無いと思われるが、鹿肉が地域の活性化に役立つとすればそれはそれで良い事なんかもしれませんね。

団体客もOKな位の大きなNAUSIKAの店内

私はトンカツ定食  1,500円

鹿肉を頂きました。
手前の陶板は鹿肉用
 食事を終えた我々は、緑の人の為に作ってもらった熱々の月見うどん(出前?)を持って湯元館に戻る。緑の人はうどんを食べられるまで回復はしたようでしたが、宴には参加せずに隣の部屋で横になり体調の回復に努める事にしたようです。

 体調は優れないし、雨が降ってバイクは楽しめないし、最悪の1日を過ごした緑の人は、耳栓を耳に捻じ込み宴への雑念を遮断して眠りに着いたのだが、テレビの天気情報は明日もまた北海道各地で雨が降る情報を発信していたのでした。

5日目
by Ryuta

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