片側一車線の松江道から三次で片側二車線の中国道に入ったのだが、交通量は少なく順調に走って廿日市で国道2号に下りる。さすがに国道2号は車で溢れていたが、幸いにも宮島に渡るフェリー乗り場横のもみじ本陣駐車場(もみじ饅頭の・・・)は空いていて直ぐに停める事が出来た。
今宵の宿はフェリーで渡った宮島に在るのだが、フェリー代も掛かるし島の道は狭く(殆どが車1台がやっと)パーキングも殆ど無く、私はここに車を置いて荷物を持って島に渡る事にした。因みにフェリーの往復料金は2,420円(運転者1名を含む)、駐車料金は1泊で2,000円 + 大人1名のフェリー料金180円×2で、往復だと駐車した方が60円お得となっている。
宮島のフェリー到着ターミナルには宿の車が向かいに来てくれるので、宿まで荷物を持って歩く必要は無く車で島に渡るメリットは殆どないですね・・・。
お昼過ぎにフェリー乗場近くのパーキングに到着した私は、近くのあなご屋さん(宮島はあなごが名物らしい)であなごを食べる予定にしていたのだが、行ってみると1時間から1時間半待ちだという。この店、土・日だと2〜3時間待ちは当り前なそうだが、私に1時間半待つ忍耐力は無く、あなご弁当(これも週末は何時間も待つらしい)を購入し宮島に渡ってから食べる事にしました。
宮島に渡るフェリー会社はJR宮島フェリーと宮島松大汽船の2社有り料金も同じ(往復割は無い)なのだが、宮島松大汽船には宮島ロープウェーとのセット割引券が有るようだ。今回私は宮島ロープウェーで弥山に上る事を楽しみにしていたのだが、生憎ロープウェーが定修中で運行していなかった。
その為宮島松大汽船に乗るメリットは無く、海の中に建つ厳島神社の鳥居近くまで行くというJR宮島フェリーで宮島に渡る事にしました。
宮島の様子を動画に纏めましたのでご覧下さい。
この時の鳥居は海の中だったが、翌朝は歩いて下まで行く事が出来た。秋田では体験出来ない潮の満ち引きでした。
宮島に上陸して先ず驚いたの鹿の多さだったのだが、宿の人の話では鹿には特に餌を与えている訳ではなく、夜になれば鹿は背後の山に帰って行き、朝になるとまた里に下りて来るのだという。私はこの後奈良の鹿とも出会う事になるのだが、同じ観光地のニホンジカでも宮島と奈良では結構違っていました。
毛色も違うし性格も違う、食べ物に対する執念も違っていて別の生き物って感じでした。その鹿のお話は奈良の時に書きたいと思います。
宮島もまた観光客が多かったのだが、観光客の中の外国人の割合が少なかったように思います。それは外国人が少ないというよりも日本人の割合が多かったのかもしれません。日本人の団体さんや幼稚園から小学校、中学校、高校等の修学旅行等の団体さんの姿が結構目に付き、宮島は日本人にとって特別な場所となっている感じでした。
海の上に建つ厳島神社は確かに珍しかったが、翌朝行ったら潮が引いて普通の神社になっていて驚きました。その時は海に建つ鳥居の下まで歩いて行く事が出来たのですが、鳥居をよく見るとベース部と上部が途中で継がれていました。
その辺に海の上に建ち続ける鳥居の秘密が有りそうなのですが、鳥居の満潮時海に沈む部分が上部より太くなっており、そこに何か秘密(重し?)が有りそうです。
宮島は世界遺産にもなっている日本三景の一つだが、私はこれで以前に数回行った松島、先日立ち寄った天橋立、そして今回の宮島と日本三景を全てをコンプリート出来ました。日本三景を制覇するのが今回の旅の目的の一つで、それを好天の下で達成出来ましたので私は大満足でした。
旅はまだ半分を過ぎたところ、旅はまばまだ続きます。
つづく